2019年 127分
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「認知症と向き合う7年間」の物語
夫婦の形もとても気になった...。テーマが認知症だったり、介護だったり、死期を称している題名かと思っていたら違った。東家という家族の物語だった...。
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2007年 秋
幼い姉妹がﾒﾘｰｺﾞｰﾗﾝﾄﾞを眺める。視線の先にはその場に似つかわしくない初老の男性＝昇平（山﨑努）が立っていた...。
その頃妻＝曜子（松原智恵子）は自宅のリビングで次女＝芙美（蒼井優）の携帯を何度も鳴らしていた...。留守番電話の設定時間が短いのか？話が長いのか？どうしても伝えたい話があるようだ...。
その時芙美は...パートナーが最後の朝食を食べている姿を見つめていた。特別な朝、電話のタイミングは最悪だった...。
長女＝麻里（竹内結子）の方はｶﾘﾌｫﾙﾆｱのﾓﾝﾄﾚｰで夫の友人夫婦にディナーをもてなしていた。１年7ヶ月と2日...夫は随分几帳面な人のようだ。麻里はまだ英語が苦手なようで、会話のｷｬｯﾁﾎﾞｰﾙが難しい様子。母からの電話に3日間の里帰りを夫が了承する。
家族が集合したのは約1年ぶり。芙美が得意料理をふるまい食事が始まるが、父＝昇平（山﨑努）の様子がおかしい。
半年前から始まった認知症の症状だと母から聞かされた姉妹は戸惑う。校長先生にまでなった父。芙美は認めたくない。だが、明らかに症状はでていた...。
それから２年が過ぎ...。
2009年 夏
芙美はずっとデパ地下で働きながら自分の店を持つ為に頑張ってきた。この2年で夢を実現させていた。3ヶ月前からｵｰｶﾞﾆｯｸｶﾚｰの移動販売をしていた。だが、売り上げは伸び悩んでいて、非常に厳しい現状。
昇平の旧友が亡くなり、お通夜の会場に芙美が付き添うが、異常行動で周囲を驚かせてしまう。それでも、どんなに難しい漢字でも読み書きできた。麻里と一緒に帰国した息子のタカシは、昇平を漢字マスターと呼び尊敬した（アメリカでは難しい漢字ほどクールだと言い、昇平はちょっとしたヒーローの仲間入り）
芙美は雇っていたアルバイトに時給が払えなくなり、現実の厳しさにうちひしがれていた...。そこへ昇平が居なくなったと連絡が入る。総出で探していると偶然出くわしたと、芙美の中学の同級生＝ミツヒコ（中村倫也）が一緒にいてくれた。
芙美は昇平と同じ教職に進まなかった事を、ずっと引け目に感じていた。移動販売の車を覗き込む昇平に吐露すると「立派だ」と返ってきた言葉が芙美を一瞬で笑顔にした。
芙美はこの時、久しぶりの再開を果たした同級生と交際に発展する...。数日後、昇平は色んな事が遠く感じているとタカシに吐露していた。プロポーズした頃に戻って曜子を涙ぐませたり、家に居るのに家に帰ると言って曜子を困らせたり、どんどん目も離せない状態になってくる。
２年後の2011年 春
認知症はゆっくり進行していた。上下逆さまに本を読んでいたかと思うと、曜子が誰かわからなかったり、返事が噛み合わなかったりするが、曜子は根気よく付き合った。
そして地震...。東京にも影響が心配される中買い物に行ったスーパーで昇平が万びきをしてしまう。スーパーの事務所で頭を下げる曜子は、もう妻としての認識はないのだと説明する。芙美が迎えに行き騒ぎにならずに済んだが、曜子に疲れが見え始める。
芙美がミツヒコとの交際に破れて泣いている。昇平は慰めているかのように側に居た。仕事への夢が頓挫して、恋も上手く行かない芙美。それでも容赦なく昇平の病気は進んでいく。
息子のタカシが登校拒否になり夫は頼りにならず、麻里も思い悩んでいた...。
言葉も通じなくなってきた昇平の元へ麻里が帰国する。するとまた昇平が居なくなり探し回る...。携帯のGPSを辿って見付けた場所は...。どうして帰りたい場所がこの場所なのか⁉️傘が3本目に入ると、3人は思い出した。ここは...。
そして芙美と麻里の各々の悩みがどうなっていくのかと、どんどんシビアになっていく昇平の自宅介護。最後の3年間は長く、あっという間だったに違いない...。
昇平の終末と
その時家族は⁉️
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衝撃を受けたシーンがある訳ではなく、家族の日々を７年間描いた感じの映画だった。
ただ、自分の立ち位置が誰目線になるかによって感じ方が違う気がする。
ラストシーンが思わせ振りに終わるのだが、残念ながら私の読解力が低いのか⁉️不完全燃焼で終わった。
なので、２回ほど繰り返し視聴してみたが...。やはり結果は同じ🙄何年後かにまた機会があれば...と思います。
現在、竹内結子さんだけが居ない...。２年前の作品なのに...。やっぱり寂しいですね😢主演・出演者に名前を見付けると...。
松原智恵子さんが凄く可愛らしかった。素敵な曜子さんでした🥰
山﨑努さんてマツゲが長くてつぶらな瞳ですよね～😳他の作品で拝見しても、毎回アップになると思います🤭そしてなんと言っても圧倒的な演技で釘付けです。もう何年も変わらぬ姿に、いったい幾つになられたのかと検索しちゃいました😆「クロサギ」頃から迫真の演技が強く印象に残っています...。
今日も拝読をありがとうございました🍀✨🤗
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