カラスの親指
by rule of CROW's thumb
🌟邦画
🌟主演🌟
阿部寛
石原さとみ
2012年 160分
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
詐欺師のタケ(阿部寛)と
テツ(村上ジョージ)のところに河合ヤヒロ(石原さとみ)河合マヒロ(能年玲奈)石屋貫太郎(小柳友)の3人が転がり込み、世代を越えた同居生活で連帯感が生まれていく。
ある日を境に避けていた厳しい現実に背中を押されるように各々の過去と向き合い決別していく。そして新たなスタートを歩き出す為に、社会のどん底から這い上がる一世一代の大勝負に出る。
全ての真実が明らかになった時、5人はどうなっているのか⁉️
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
場外馬券売場で会話を交わす2人の男性。その2人の会話を斜め後ろから見つめる男性が1人。
鴨が釣れた🤩
騙されるのはどっち⁉️
一通りの駆け引きが一段落し、ラーメン屋で反省会の最中。名刺の話題へ...。
橋岸 澤太=ハシギシ サワタ
アナグラムで読んでみて😂
頭が良いのか?悪いのか?微妙な中年のテツ(村上ジョージ)はタケ(阿部寛)の指導を受けている駆け出しの詐欺師。
消防車が通り、後を追うように歩き出す2人。目の前の出火元は...。
😱自分達の部屋だった...。
呆然と立ち尽くすテツを制しタケが走り出す。後を追うテツは何故か状況を楽しんでいるが、神妙な面持ちのタケは1人危機感を持っていた...。
どこまで逃げたのか⁉️
すっかり日も暮れて公園のトンネルの中で雨をしのぐ2人。テツに放火だと思うのは何故かを聞かれ、タケは過去を語り出す...。
同僚の保証人になったことで借金を背負う羽目になり、真面目に返済していたが世間知らずのサラリーマン故、借金は膨れ上がっていく一方。
会社にまで取り立てがきてクビになると、働き口として勧誘された...。巧妙にも拒む隙さえ与えられず、タケは娘の為に必要に迫られて自分と同じよな立場の人間を取り立てるようになる。
そこで😱悲劇が起こった...。目の当たりにした事でタケの中で何かが弾けた⁉️手に入れたリストを警察に持ち込んだのだ...。
これには黙って聞いていたテツも驚く😳
だが、まだ続きがあり...
自分の考えの甘さから、娘を火事で失ってしまう。絶望し鉄橋から下を覗いていたことがあったが死ぬ勇気もなく名前も捨てて全力で逃げるしかなかった...と。
真面目に生きてきた結果、自分は全てを失った...。だから詐欺師になってやろう!と行き着いたのだとテツに語った。
今回の火事も関連している可能性がある事が、テツに伝わったことで話を終える。そして夏の夜、雨が止んだ公園のトンネルの中で2人は眠りについた。
翌朝は晴天。東京の反対側へ移動し住まいを探す。難なく一軒家を借りて生活用品を揃えると次は仕事探し。翌日ひと仕事を終えると...。スリに失敗したカラス(素人の反対=玄人=カラスが黒いから)に出会う。
助けたカラスは河合マヒロ(能年玲奈)と名乗り、タケは亡くなった娘に似ていると言うが、偶然の出会いが実は運命の出会いだったと気が付くのは、まだ先の話。
翌朝、早速家にマヒロが居て驚いたタケとテツは一瞬で目が覚める。そして姉のヤヒロ(石原さとみ)と姉の彼氏である石屋貫太郎(小柳友)を紹介される。
なんだかんだ言って3人を受け入れ、世代を越えた奇妙な5人と捨て猫1匹の共同生活が始まる。
姉妹は無職、貫太郎は弟子入りした時計屋の閉店で無職。なのに何故大金が入った鞄を持っているのか⁉️3人の留守中に鞄を見つけて戸惑う大人2人。一緒に入っていた手紙の束には、父親からの置き手紙と親の仇からの手紙があり、タケの表情が曇る。
タケは気付いたことをテツに話し、夜通し酒を酌み交わす。翌日マヒロの様子がおかしかったが、ボヤ騒ぎで気がそれてしまう。
このボヤ騒ぎが引き金となり、5人の運命が更に動き始める...。
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前半は登場人物の生い立ちをゆっくりと丁寧に描いていた分、後半はより展開が早く感じる。
5人が各々キャラ立ちしていて、個性豊かで面白い。
振りきった演技をしている石原さとみさんと小柳友さんが凄く印象的。だからなのか、能年玲奈さんの演技がとても自然に見えていたかも🙄
最初の登場シーンから村上ジョージさんが凄く気になっていた。日に焼けた顔に真っ白い歯🤭棒読みと思いきや演技に味があり、色んな役がこなせそう。個人的に物語を想像して暴走してしまった(笑)阿部寛さんの安定感と真逆に位置しているのも良いスパイスになっているのかもしれませんね。
スピード感はラストの一部分なのに、テンポの良い映画だと錯覚してしまうほどインパクトが強かったのでようか⁉️
総評🌟
楽しい映画でした🍀
😁
今日はこの辺で失礼します。拝読して下さり、ありがとうございました🍀✨🤗
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