民衆の敵
~世の中、
おかしくないですか⁉️~
🌟日本のドラマ
🌟主演
🌟篠原涼子
🌟高橋一生
🌟2017年
★出演者★
田中圭
石田ゆり子
古田新太
前田敦子
千葉雄大
斎藤司
細田善彦
今田美桜
余貴美子
大澄賢也 ほか
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
一般家庭の中でも少し水準の低い生活をしている佐藤 智子(篠原涼子)は共働きで一人息子を毎朝保育園へ連れていく。電動自転車が欲しいと言いながらも、必死の形相で辿り着く。息子は健気に応援を...。
仕事はオペレーター業務。毎日のクレーム対応にはテクニックを要する。上手く手を抜きトラブルを回避出来る者も居るが、智子は比較的不器用な部類で、しかも人情に弱い。お陰で職を失う羽目に...。
肩を落としつつ保育園へお迎えに行くと、既に父親が迎えに来たといわれる。嫌な予感が脳裏を過る...。案の定、帰宅すると夫から自己申告。なんと夫までも⁉️この日夫婦揃って無職となった。
父親はギャンブル依存。母親は男にだらしないホステス...智子は劣悪な環境で育ち、けして幸せとは言えない子供時代を過ごしてきた。高校は中退し素行も良かったとは言えない。それでも夫の公平(田中圭)と息子の駿平と共に質素でも幸福な家庭を築き、楽しみながら手狭な団地住まいをしている。
夫婦で求職活動を始めたある日、高額の議員報酬につられて...智子は、あおば市議会 議員選挙への立候補を決意する。冗談だと思っていた公平は驚いたが、猪突猛進の智子はフライング気味に走り出してしまった。
自然に補佐に回る公平と二人三脚で始めた選挙活動は、手探りで知らないことだらけ。理不尽な横やりに対抗して大声をあげた智子の言葉に感銘を受けた平田和美(石田ゆり子)が協力するようになる。
もともと和美とは...ママ友ではあるが接点は薄く、対抗意識を持っていた智子は呆気に取られた。翌日からママ友で繋がる人を紹介してくれた。3人が参戦してくれたお陰で素人ながら選挙活動が様になってきた。
彼女達は有能でありながら産休で仕事を退き、産後の職場復帰に苦悩していた。もともと各方面でのスペシャリストとしてベースがあった為、強力な助っ人になった。智子は感謝と共に、より一層頑張る決意を固める。
そんな矢先に...。他の候補者から陰湿な攻撃を受け、世間に悪いイメージをリークされてしまう。当事者以外の候補者達は、藤堂(高橋一生)を始め静観していた。
和美も、ここまでかと諦めかけた時...。我慢の限界を越えた智子の熱弁が振るわれた。力の限りの叫びに拍手が沸き起こる。この光景が未来を生み、見えない力が動き出す...。
運命は、智子の味方についた。繰り上げ当選でも、当選は当選。「佐藤議員」の誕生だ。公平の母から国語辞典をプレゼントされた。この国語辞典は今後、智子には欠かせない必需品となる。非常に有意義に活用されるのだ。
さて、喜んでばかりもいられない。生活は一変するが智子自身に何ら変わりはなく我が道をいく。新しい風を挑む者、古きぬるま湯を尊ぶ者と...。早速「派閥の壁」にぶち当たる。それぞれの画策に自身の本音との狭間で揺れ動くが、智子節で踏み留まる。先ずは目の前の事から...と、智子は一歩ずつ進んでいく。
敵なのか味方なのか⁉️藤堂議員の同行が気になるところではあるが、気になったところで態度を変える智子ではないので、何気に良いコンビが形成されていく。その様子に感化されるように他の議員らも智子に巻き込まれていく。
協力するといった言葉には当てはまらず、まさに「巻き込まれる」が正解。良い意味で「おばさん化」な智子は遠慮が無い。立ち止まって躊躇するより、進んで「当たって砕けろ」精神だ。
中卒で無資格「卵焼きを肉だと思い食する息子に、肉を食べさせたい!一緒に幸せになりましょう!」から始まった智子は、どこまで突き進めるのか⁉️藤堂・未亜(前田敦子)・岡本(千葉雄大)・園田(斎藤司)の個性的な新人議員と共に奮闘する。果たして現実も智子の味方になってくれるのだろうか...。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
やっと見える化になるかも...となってきていた頃、コロナ禍が始まり世の中が急に変わってしまったけど、無くなった訳ではない問題がクローズアップされているドラマ。後回しになってしまう事も分からなくは無いが、実際に直面している人が...と、色々考えさせられた。
単純にドラマを楽しむプラスアルファーがあった。独特なキャラである篠原涼子節が健在な事が改めて嬉しかった。反面、染みるドラマでもあった。完璧に製作側にハメラレタ感が否めない。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
たまには「良い人」物語を、ただ純粋に視聴するのも悪いきはしなかった。
今日も読んで下さり、ありがとうございました🍀✨🤗
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★