恋妻家宮本
🌟阿部寛さん、
天海祐希さん
主演の邦画を視聴しました
🥰✨✨
★2017年🌟116分
★出演者★
菅野美穂
相武紗季
富司純子
工藤阿須加
早見あかり
入江 甚儀
奥貫薫 ほか
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
中学教師である宮本陽平(阿部寛)は子どもの独立により25年ぶりに妻、美代子(天海祐希)と夫婦の時間を共有することになった...。
ファミリーレストランで向かい合って座りメニューを選んでいる宮本夫妻。美代子は陽平に注文を伝えトイレに立った。優柔不断な陽平は選択肢が多すぎて正解が分からない事から決められないでいた...。
戻ってきた美代子は呆れつつも、慣れた感じで注文を促す。陽平は振り替える...人生ずっとこんな感じで、事あるごとに迷ってきたと...。店内の他の席を見つめ、おもむろに美代子との出逢いを思い出す...。
3対3の合コンの席で左右の友人が、それぞれお気に入りを主張し承諾したものの...「逃がした魚は大きい」「残り物には福がある」頭の中では手旗信号のようになっていた。
結局そのまま順調に交際は進み。ある日、美代子から妊娠の報告が...。興味深いのは、その時のメニューが今の注文と全く同じな事🤭座席も同じに見える。まだ互いに若く、夢に向かい始めてもいない何もかもこれからって時。美代子は諦めようとしていた。
まさか陽平の口からプロポーズが飛び出すなんて予想だにしなかった美代子は驚く。教職を目指していた美代子の変わりに、直ぐにも就職して教師になると言い出した。愛よりも責任を貫いたのだ。
結婚、新婚もさほど楽しむ間もなく親になり、最初の大仕事は名前選びだった。初孫をほっとく両親や、ファミレスで命名に多少の違和感があるが...。この夫婦にとっては「節目はファミレスで」決まり事のようだ。
息子の名前の候補は「正」「優一」美代子曰く本人が「正」を選んだという。どのみち陽平に任せていたら決まらなかったに違いない。あれから27年。早いもので正(入江 甚儀)は結婚したい相手を紹介し、就職も遠く離れた福島の新聞社に決めてきた。
まだまだ先だと思っていた1人息子の結婚。今日は我が家から送り出した日。息子夫婦の車を見送り、ファミレスで食事をしていたのだ。こうして50歳になって初めて夫婦水入らずの時間が始まったのだが、どうみても困惑している陽平。
そんな様子に美代子は時おり寂しそうな目で見つめる。帰宅後の陽平は正の部屋に居た。感慨深く浸っているのかと思いきや、美代子に本当に自分で「正」と選んだのか?27年前のあの日の疑問を訪ねた。陽平には飄々とした一面があるようだ。
当然笑って受け流す美代子は、ワインを片手に祝杯に誘う。夫婦の時間の始まりを祝して...。ネダラレテおつまみを作り始めた陽平は1年前から料理教室に通い、料理が趣味になっていた。
うんちくを語りながら腕前を披露でき、とても楽しそうな陽平。対照的に寂しそうな美代子はワインが進んだ。2本目になり嗜める陽平だが...。酔った勢いで美代子が言い出した「お母さん、お父さん禁止!」名前で呼び合う提案に陽平は躊躇する。
酔いつぶれた美代子の、歳を刻んだ顔を改めて見つめ複雑な心境を抱く陽平だった。これからは読書でも...と、美代子との思い出の一冊を手に取る。文字の小ささに驚きパラパラ捲るうちに本の間から紙切れが落ちた。
拾い上げた紙は、なんと!美代子のサインがされた「離婚届」だった😱陽平は口を空けたまま、その場で固まった。それから暫くは小劇場のように、色んなシチュエーションを脳内で展開していく。
結局一通り小芝居が終わり、その日はそのまま見なかった事にした...。それでも忘れた訳でなく離婚届けを持ち歩く陽平。心の声も止まらない。しかも時々...駄々漏れる。自分の事で手一杯で生徒から「呑気で冷たい人」と言われ、理由にも気付かない。
事情のある生徒を心配するクラスメイト。趣味の料理教室で同じ班の女性達。この人達と向き合う事で、自らの自問自答の答えを見つけ出していく。不器用すぎる個性的な人生を送ってきた陽平が辿り着く場所とは⁉️
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ありふれた日常を描いた淡白なストーリーかと思いきや、意外とスピード感があってテンポも良く、飽きずに気付けばラストシーン⁉️みたいな...🤭
そもそも阿部寛さんと天海祐希さんで面白くないわけがない!途中、小芝居(ミュージカル調)に片足突っ込んだ⁉️っぽいシーンはありましたが、それもまた一興でした🥰個人技が冴えている2人なのに、物語にすーっと馴染んでいて、夫婦がシックリしていたのが驚きです。
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7・7七夕にこの映画をチョイスしてみました💖出逢えて、再度しっかり結ばれてハッピーエンド。熟年バージョンも、たまには良いですよね😆
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました🍀✨🤗✨
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