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プリンセス トヨトミ🏯🍦👨‍👩‍👧‍👦日本映画を視聴🎥キャスト=堤真一さん、綾瀬はるかさん、岡田将生さん。...

プリンセス トヨトミ
🏯🍦👨‍👩‍👧‍👦日本映画を視聴🎥
キャスト=堤真一さん、綾瀬はるかさん、岡田将生さん。ほか...


★2011年🌟119分

★出演者★
中井貴一
和久井映見
佐野高史
玉木宏
森永悠希
沢木ルカ
甲本雅裕
平田満
宇梶剛士
駿河太郎
菊池桃子
ほか

★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
はじめに...
この映画は原作に脚色を加えたファンタジー映画だという印象が残った。原作とは切り離して視聴した方が、映画そのものを楽しめるかもしれません。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
原作者=万城目学
ベストセラーを映画化
監督の鈴木雅之氏により登場人物、その他に味付けされている。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★

この事は誰も知らないという

2011年の7月8日、金曜日の夕方なのに大阪の繁華街は静まりかえっていた...。人の姿はなく、代わりに瓢箪が所狭しと並んでいる...という異様な光景。


神隠し」を連想させるような音楽が、大阪のあらゆるモノの停止を印象付ける。商店街には灯りも灯り、痕跡が至るところに残っているのに誰も居ない。忽然と消えたのだ。看板の点灯が空虚を更に演出す。道路の真ん中には、乗り捨てられた車やバイク、自転車が...。


豊臣家繁栄の時(1615年)大阪城が炎上し、名城が2日で陥落...。「大阪 夏の陣」として無念の歴史を刻む。徳川家康の勝利で秀吉の血筋は女人、末子に至るまで根絶やしにされ、お家断絶となったと語られているが、それも諸説の1つ...。


容赦のない皆殺しが行われる最中、男児は母によって逃がされる。母の亡骸の側には瓢箪が転がっていた...。そして1人の武将と男児、更なる子孫、末代までの長く壮大な物語が始まる...。


数日前。週始めである月曜日に3人の会計検査員が大阪に降り立つ。メンバーは...「鬼の松平」と異名を持つ、仏頂面の超エリート松平元(堤真一)と普段は足手まといにしか見えなくても時々奇跡的な力を発揮する「ミラクル鳥居」こと鳥居忠子(綾瀬はるか


そしてクールなフランス系ハーフの新人。イケメンのエリートで旭ゲンズブール岡田将生)の3人。国からの予算(補助金)が正しく使われているかを調べている。国家機関に及ぶ権限を持ち「怖い、面倒、厄介」と毛嫌いされる仕事。嫌われ者とされても、全く我関せずの3人は非常に個性的で癖が強い。


この日の出張に向かう風景からも伺え、笑った顔を見た者がいないという感情表現に乏しい松平は、アイスが大好きで表情からも分かる。果てしなくマイペースで楽天家の鳥居は自身が子どもの頃に体験した奇妙な出来事を語るが、興味のない話を旭は軽くあしらう。しかし松平には微かな反応が⁉️だがそれに鳥居が気付く事はなかった...この先も...。


到着早々、対象先の会計実地検査を開始した3人は坦々と職務をこなしていく。移動し市立の中学校を訪れた際、セーラー服を纏いイジメられている男子生徒を目撃した。教師の話では...大輔(森永悠希)は以前から「女の子になりたい」願望を持っており、先週いきなりセーラー服姿で登校してきたという。教師は冷ややかな態度であったが、壮絶なイジメの原因が見える。


旭が脱線を軌道修正しミラクル鳥居が始動した結果、速やかに不等事項を指摘し次へ移動する。リストには謎の団体「社団法人OJO」とあり、経理の担当者が古いビル内に招き入れた。すんなり無難に終わり、目の前のお好み焼き屋で昼食を食べていると...松平が忘れ物に気付く。


OJOに1人引き返した松平は...インターフォンに応答が無かった為、鍵のかかっていない建物内へ入る。この行動に疑問は残るが、真っ直ぐ思い当たる部屋へ進み忘れ物を手にした。ふと違和感を感じ別の案内された扉を開けると、お昼時を越えた時間なのにもぬけの殻...。幾つかの確認で松平の中にある仮説が過る...。鳥居&旭に合流すると...今度は女子中学生が飛び蹴りするシーンを目撃し唖然とする3人。


翌日、ソフトクリームを食べながら...大阪城を眺める松平は身に覚えの無いフラッシュバックの事を考えていたが、簡単に回答が得られる訳もなく...。再びOJOへ向うと昨日確認した事実とは異なる光景に「鬼の松平」が動き始めた。しかしその日は空振りに終わり、再びお好み焼きを食べている3人。鳥居のミラクル発言に松平が何かに気付く。


そこに報復を受けた大輔が帰宅してきて母親が駆け寄ると、飛び蹴り女子の茶子(沢木ルカ)も加わり...忙しない会話のやり取りが聞こえる。店主の父親は何も関わろうとしない為、大輔はあからさまに落胆していた。やっと主要人物たちが出揃うと、点と線が繋がっていく。


次の日...。再び空堀中学校に検査に出向くと大輔の土下座シーンに出くわし、状況が悪化しているのが見てとれた。同時に松平の親子の定義を知った鳥居は目を丸くする。その場を去り際あるモノに目が止まった。何故だかとても心がザワつく...。立ち入り禁止と表記されている為、大輔は詳細を知らないという。この場所は例の...。


松平は先日の検査先であった学者の事を思いだし訪ねると...。全容と推論を聞き、またもやOJOに繋がった。大阪中の「口裏合わせ」という大きな仮説の確証となる。


いよいよ守り継がれてきた秘密が明らかになる...。松平の執着する探求心の意図も証される事に...。空堀商店街に住む2人の幼馴染みとも深く関わっている事を知る。「大阪国」とは何か⁉️国との条約とは何か⁉️松平は、それらを不正とし正すのだろうか...。


長きに渡り閉ざされていた歴史の扉が開かれる。しかし、何故今なのだろうか...。


父子の絆とは...。


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堤真一さんと綾瀬はるかさんのコンビで「本能寺ホテル」を視聴した時に、この「プリンセス トヨトミ」が観たくなったなぁと思い出して、視聴に至りました。


公開当時の番宣...あれは確か...TOKIOの番組だったか🤔堤真一さん、綾瀬はるかさん、岡田将生さんが出演されていて、3人の掛け合いが面白かったのも記憶に残っています。


綾瀬さんと岡田さんが撮影の合間に碁盤でオセロを始め、裏返して進行する事が出来ない事に、ゲームをスタートするまで気付かなかったとか🤭堤さんは勢い良く洗顔すると鼻血を出すとか(骨折の名残で小指が変形している為、いい角度で鼻の穴に侵入してしまうそう🤣)非常に衝撃的でした。


そんな感じのお3方のシリアスな演技を、何だかニヤニヤしながら観ておりました。マニアックな楽しみ方を覚えた感じがします😂基本的にあえて伏線を回収せず各自の想像にお任せ!みたいな...放置の仕方が鈴木雅之監督っぽいです😆


俳優陣も心得ているのか、含みのある表情で、その場のワンシーンで背景まで見せてくれているようでした。そういったテクニックを得意とするベテランが脇を固めているのも頷けます😁お得感のある映画でした💝

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最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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