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とんび🎥日本映画を視聴👀阿部寛さんが不器用な父を、愛妻が守った息子を北村匠海さんが好演。演じる側の世代交代を経て今また紡がれている。

視聴作品は…

とんび

 

監督=瀬々 敬久 氏

脚本=港 岳彦 氏

 

 

原作=重松清 氏(小説家)

※挿絵は塚本やすし氏(絵本作家)

 

 

 

 愛する妻を事故で失いった不器用な男は、幼い息子を妻の分まで愛し守る事を決意した。反抗期・学校でのトラブル・受験・自立・結婚…様々な人生のイベントに全力で向き合う。人情味が溢れた下町の人々が、一丸となって父子を支える。息子からの目線で綴られる物語。

 

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2022年・139分

とんび

 

Amazon prime videoより

現在prime会員は無料で視聴が可能です。

(会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります)ご注意ください。

 

 

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人物像・俳優

市川安男(ヤス)
阿部寛
1934年昭和9年広島県備後市で島野家の一人息子として生を受けるが出産直後に母を亡くす。父は再婚し音信普通となり、母の兄である市川夫妻に育てられる。
高校卒業後に運送会社へ就職し、1959年(昭和34年)美佐子(麻生久美子と結婚。3年後 に長男・旭(アキラ・北村匠海を儲ける。不器用な生き方しかできず…照れ屋な所から、いい加減に見える。妻を事故で亡くしてからは、生涯独身を貫く。

 

市川美佐子
麻生久美子
9歳の時に広島原爆にて戦災孤児となる。その後は親戚の家へ次々と移り住み23歳で25歳の安男(阿部寛と結婚。3年後にを出産した。1966年(昭和41年)夏、木箱の下敷きになり命を落とす。
 

 

市川旭(アキラ)
北村匠海
1962年(昭和37年)に生を受けた。予定よりも少し早産の2700g。父親の安男は不器用ながらも非常に喜んだ。(「アキラ」の由来は小林旭さんから。もし女児であれば吉永小百合さんから取る予定であった。)目の前で起きた…母の事故の記憶が無いまま20歳まで育つ。「とんびが鷹を生んだ」と称されるほど学力が優秀で、まっすぐな青年に成長する。

 

由美

照雲安田顕

幸恵大島優子

広沢濱田岳

尾藤社長宇梶剛士

萩本課長尾美としのり

葛原吉岡睦雄

トクさん宇野祥平

泰子木竜麻生

健介井之脇海

美月田辺桃子

島野昭之田中哲司

編集長豊原功補

出版社守衛嶋田久作

村田村上淳

海雲麿赤兒

たえ子薬師丸ひろ子

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おおすじ

時は高度経済成長期。広島県の瀬戸内海に面した土地で、運送会社に勤務する25歳のヤスは、2歳年下の器量良しなミサコと夫婦になった。

 

 

図体のデカい子どものようなヤスを、包み込むような微笑みで愛されていた。3年後に妊娠が分かり2人は喜ぶ。父親の温もりを知らずに育ったヤスと、早くに両親を亡くしたミサコは「家族」が増える事を心待ちにしていた。

 

 

短気で喧嘩っ早く酒好き。そんな感情表現が苦手な男は、禁酒にコッソリ願掛けをしている。出産予定日を間近に控え、2人はヤスの母親の墓参りに出かけた。その場で産気づき大慌て。

 

 

少し早めだったが2700gの息子と対面出来た。アキラと名付け、幸せの絶頂期であった。仲睦まじく過ごす日々…。動物園に行こうと約束していたある日、雨の為に中止を余儀なくされ、ぐずるアキラを見かねたミサコは、ヤスの仕事場に同行する事を提案。

 

 

アキラの機嫌も直り、3人はトラックに乗り込む。初めてのトラックからの景色にミサコも喜び、妙な天気を「狐の嫁入りのようだ」とほほ笑んだ。これが家族3人で出かけた最後の時になってしまう。くしくもあと2か月後に、アキラの4歳の誕生日を楽しみにしていた矢先の事故であった。

 

 

母親の居ない生活が始まったが、大人でも悲しみは簡単に拭えない。幼いアキラの理解はどこまでかも計り知れない。幼少期には、予期せぬ無垢な言葉が心をえぐる事もある。泣きじゃくるアキラを前に、不甲斐なさで怒りの矛先を探すヤスであった。その夜海雲住職(麿 赤兒 に連れ出され、生命の満ち引きを思わせる場所で大事な事を学ぶ。

 

 

幼きアキラにどこまで伝わったかは未知であるが、ヤスにとっては、大きな転機となった。人情の厚い「町に育てられた」アキラは小学生となり、母親の死の真相を知りたがるようになる。事故当日の記憶が抜け落ちていたからだ。

 

 

悩みに悩んだ挙句、ヤスはある決断をした。自分を庇って命を落としたのだと教える。どんなに酔っぱらっても、この事に関しては嘘を着き通した。故に微妙な壁が父子の間に築かれてしまう。

 

 

アキラが小学校を卒業する頃、ヤスは義理の弟のお陰で、行方不明だった実の父に再会する。記憶にも無い父は臨終の際にいた。会話は無かったが、広島の名物を手に握らせ、こみ上げる涙と感謝の気持ちを伝えた。

 

 

ワシを産ませてくれてありがとうございました。おかげでワシの人生は幸せそのものだった…。おとうちゃん。ありがとうございました。

 

 

この言葉を伝えられたのは、父親としての日々のお陰だ。アキラの成長と共に父親としてのヤスも成長したのだ。

 

 

仕事の合間に野球部の練習を覗くヤス。目線の先には高校3年生になったアキラが打席に立って居る。打率の方はパッとしない様子で、ヤスも渋い顔をしていた。

 

 

しかし…その直後のアキラの言動に思わず体が動く。伝統だと言い反抗できない下級生の尻を、バッドでフルスイングしていたからだ。もっともらしいコジツケで正当化しようとした為、ヤスに拳骨で頬を殴られた。(拳骨で殴られたのはこの時が初めて)

 

 

海雲住職の入院先に顔を出したヤスは、息子の照雲和尚(安田顕から長くない事を告げられ、アキラを連れてくるように頼まれた。反抗期もあって、難しいと言いながらも試みた。「ケーキを買ってきて謝る」この癖は昔から変わらない。

 

 

想像通り、賢いアキラは正論を説いた。反省し自分の非を認めたヤスが、突如自分で自分を殴り始めた。しかも躊躇なく思い切り。不器用過ぎる父を止めたアキラは、後輩の家に謝りに行くと言い出す。

 

 

そして翌日、父子は海雲住職を見舞ったが、凸凹になった顔を照雲夫婦に驚かれる。病室を出ると、アキラが泣き出した。会話が出来るうちに…もっと早くに見舞いに来ておけば良かったと…。

 

 

いつの間にか反抗期を乗り越えたか?と思った矢先、今度は進路についての問題で「自立」と「子離れ」の問題に向き合う。ヤスは子どものように反対していたかと思われていたが、合格の知らせに神社へ走ってお礼をしていた。

 

 

東京の大学に進学するアキラを見送りもせず、成功するまで二度と帰って来るな!と怒鳴り散らす。寂しいの一言を飲み込んだら、憎まれ口になった。時はあっという間に過ぎ去り、アキラは20歳を迎えた。

 

 

数日後、20歳を迎えたら渡すようにと、海雲住職から預かったという書面を、照雲和尚から送られてきた。そこには母の事故の真実が記されていた。

 

 

アキラが真実を知ったように、ヤスアキラの想いを知る日が訪れる。さらに、ヤスが父親になった年齢になる頃、特別な運命にある父子は、新たな展開を迎える事になる。

 

 

 

お前は海に成れ!

哀しみが地面に降ればドンドン積もる。

だが海は何度雪が降っても

知らん顔して黙って飲み込んでる

               By海雲住職

 

 

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まとめ・感想

印象的なシーンだった事もあり、海雲住職の言葉が耳に残る。そして、とても普通とは言い難い人生だけど、なんとなくハッピーエンドだった事に余韻が残ります。

 

 

佐藤健さんの主演映画の延長で「とんび」の存在は見知っていた。今後も機会があったら逃さず鑑賞したいと思います。今は、今作とのタイミングが合い視聴となっている。

 

 

麻生久美子さんの演技が、妙に心に残っている。昭和の女性像をしっかり演じている所が大きな存在感を醸し出していた。📺「泣くな、はらちゃん」でも感じた魅力を思い出す。清楚で控えめなのに色気を感じるって、不思議です。

 

 

薬師丸ひろ子さんの女将さん役も、なかなかどうして…シックリとハマる演技に参りました😆そういえば、📺「泣くな、はらちゃん」にも重要なポジションでゲスト出演されていましたね😲

 

 

オチが付いて居ませんが、個人的な感想はこの辺で失礼します。

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おまけ・歴代のキャスト

①🌟2012年1月=テレビドラマ化

     (前編)(後編)

 キャッチコピー

僕に恨みを抱かせなかった父を誇りに思う

 

市川安男( ヤス)

 ★堤真一

長澤まさみさんとの「セーラー服と機関銃」での演技が連想され、未視聴であってもなんとなく…ハマリ役だと納得してしまいます。

 幼少期・矢部光祐

市川アキラ

 ★池松壮亮

 3歳・田中奏生

 12歳・今井悠貴

たえ子(小料理屋の女将)

 ★小泉今日子

※「HiGH&LOW」でのポップな「姉さん」役よりも🤔「食べる女」に近い女性像を連想してしまいました。

 

 

照雲(海雲の息子)

 ★古田新太

市川美佐子(ヤスの妻)

 ★西田尚美

葛原(ヤスの仕事仲間)

 ★塚地武雅(ドランクドラゴン)

萩本(瀬戸内通運課長)

 ★徳井優

 

ヤスの父親★平田満

海雲住職★神山繁

伊達酒造社長★達川光男

 

泰子(たえ子の娘)★岡本あずさ

尾藤社長★及川いぞう

幸恵(照雲の妻)★谷川清美

由美(アキラの妻)★山路梨瀬

 エンディング

🎤踊ろうマチルダ

「箒川を渡って」💿

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②🌟2013年1月=連ドラ・全10話

 キャッチコピー

どうしようもなく不器用な父だが、ただ1つ、僕を精一杯愛してくれた30年の物語ー。

市川安男

内野聖陽
※「臨場」のイメージから「昨日何食べた?」までのふり幅が広い役者さんですが、「JIN-仁-」での坂本龍馬役のノリだったのかな?🙄なんて想像してしまいます。
幼少期・寺田心
少年期・高沢父母同
市川旭
佐藤健
1歳・榎本城之助
3歳・五十嵐陽向
6歳・荒川槙
11歳・福崎那由
市川美佐子
常盤貴子
葛原鉄矢★音尾琢真
山崎★谷口翔太
山田春夫★今村均
萩本★高橋和也
曽根崎照雲★野村宏伸
曽根崎幸恵★加藤貴子
曽根崎頼子★岩本多代
曽根崎海雲★柄本明
尾藤★ベンガル
葛原の嫁★橋本真実
たえ子★麻生祐未
坂本由美 (市川)★吹石一恵
ほか

 エンディング

🎤福山雅治

「誕生日に百合を」💿

 

 サブタイトル

1話

〜昭和を生きた家族の愛と命の感動物語〜
どうしようもない男が

どうしようもなく妻と息子を愛した30年間…
全ての父親に捧ぐ

2話

最愛の決断

3話

父と子の反抗期

4話

本当のお母さん

5話

さらば愛しき人

6話

父と息子の最後

7話

父と子の巣立ち

8話

父と息子の遺言状

9話

突然の終わり

最終話

終幕〜父が息子へ…
30年の愛と命の物語が起こす奇跡の贈り物

 

※公開時の番宣を見て興味を持ったが、いまだ視聴が叶っておらず、チャンスを見付けたら鑑賞したいと思っています。

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③🌟2022年4月=映画版公開

 (今作)となります。

 

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最後まで読んで頂きまして

ありがとうございました。

  🍀✨🤗✨

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