視聴作品は…
原作=山田貴敏さんの漫画より
脚本=吉田紀子さん
演出=中江功さん
平井秀樹さん
小林和宏(第1期のみ)
本土から船で6時間に位置する島の孤島。島民がみな家族と言われる程人の結びつきが強い。雄大な自然の恩恵に預かりながら食を得て、同時に自然の厳しさとも共存する生活を強いられていた。診療所とは名ばかりの医療設備を前に、応急の器具を手作りするなど、どんな困難なオペにもリスクを恐れず挑戦する青年がやってきた。「変わり者」扱いは、確かなテクニックで数人の命を救った事で信頼へと変わって行く。
医療の原点である
「病気を見ずに、人を見ろ!
人が人を治すんだ。」
体現し続ける医師。五島医師こと「コトー」先生の診療所の旗は今日も風になびいている。
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2003年・全11話
Amazon prime video 第1話より
(会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります)ご注意ください。
Tevrでは今シリーズの劇場公開を記念して全26作を順次配信中です。興味のある方は、お早めにご視聴頂ければと思います。
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エンディング
「銀の龍の背に乗って」💿
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登場人物・その他
- 五島健助
- ★吉岡秀隆
- 専門分野=外科医。東京の名のある大学病院に勤務していたが、医療ミスの責任をとって退職。村の民生課・課長の切望により、離島で診療所を構える。
- 星野彩佳(ほしのあやか)
- ★柴咲コウ
- 看護師。役場の課長の娘。離島での医療の限界を感じ失望していた。
- 和田一範
- ★筧利夫
- 村役場の職員。志木那島診療所の事務員。写真を撮る趣味を持つ。
- 原剛利(はらたけとし)
- ★時任三郎
- 村育ちの漁師で天職だと言われる程、漁師の仕事を愛している。村医の誤診により妻を亡くし「村医」を恨み信用していない。小学生の息子は、漁師を嫌っている訳では無いが、船酔いするなど漁師に向いていない。
- 原剛洋(はらたけひろ)
- ★富岡涼
- 剛利の息子。漁師の息子のくせに船酔いが癖になっている。コトーの患者第一号であり、その後コトーのような医師を目指す。母を亡くし父子家庭となるが、家事を始め何でも器用にこなし、賢い少年に成長する。
- 西山茉莉子
- ★大塚寧々
- スナック経営者(ドラマのオリジナルキャラクター)島育ちで剛利とは幼馴染。出産の経験と離婚歴がある。剛洋と同じくらいの息子は、元夫が育てている。
- 内つる子
- ★千石規子
- 村の長老で、村の歴史の生き証人。代々村の赤子を取り上げてきた産婆。癌により余命宣告を受けた夫を、自身の調合する飲み薬で3年延長したという。コトーの専門外(婦人科)系では、時折相談役として活躍する。
- 安藤重雄
- ★泉谷しげる
- 漁業協同組合漁労長。星野と同級生でありトラブルメーカー。良くも悪くも村の中心に存在する。根っからの漁師。
- 星野正一
- ★小林薫
- 村役場の民生課課長。
- (彩佳の母・正一の妻=★朝加真由美)
-
重さん(安堂)と同級生。トラブルメーカーに手をやきつつ、何かあった時には真っ先に頼りにしている。どんな時にも「やんわり」と村民を誘導していく。抱え込む性格から胃を悪くし倒れてしまう。コトーの事件の顛末を、唯一知っている人物。
その他
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サブタイトル
🌟episode1
「美しい南の島から、心温まる感動の物語(そこに、人が生きている)」
🌟episode2
「故郷で暮らす母へ」
🌟episode3
「赤ちゃんを助けて」
🌟episode4
「病気を診るな、人を診ろ」
🌟episode5
「手術で治せない病」
🌟episode6
「愛するわが子へ」
🌟episode7
「巣立ち」
🌟episode8
「救えない命」
🌟episode9
「暴かれた過去」
🌟episode10
「この島を出て行け」
🌟episode11
「新たな旅立ち」
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おおすじ
漁師の原(時任三郎)が操縦する船で、酷い船酔いにヘロヘロな男が離島へ向かっていた。彼の名は五島健助(吉岡秀隆)優秀な外科医であったが、ある事件の責任を取って東京の大学病院を辞める事になる。この件を知っているのは本人と村役場の課長=星野(小林薫)だけ。
本土から6時間かけて離島に到着。歓迎されていない事は肌で感じた。今までに勤務していた歴代の医師たちは酷い有様で、とても医療と呼べるレベルでは無かった。島民の誰も信用しなくなり、具合が悪くなると6時間船に揺られて本土の病院へ行くと言う。
星野の娘=彩佳(柴崎コウ)が看護師として常駐し、村役場の職員が診療所の事務業務をこなす…全く形だけの診療所であった。
しかし五島は全く気にする様子もなく「諦める」事ではなく「どうすればできるか?」を1人淡々と考え実行に移す。機材は直ぐに揃わない、ならば代用品を作ってみよう!と、むしろ置かれた状況を楽しんでいるようにも見えた。
「変わり者」とくくられ相手にされず、診療所の関係者は仕方なしに手を貸す状態。そんなある日、原の息子=剛洋(タケヒロ・富岡涼)が倒れた。診断は「急性虫垂炎」脾臓破裂を心配し緊急手術の必要性を訴えた。しかし妻の経験から、何を伝えても父親は頑なに承諾を拒む。一刻の有余も無い状況に、五島は前代未聞の賭けに出た!
気を失いそうな痛みに耐え続けた少年と、リスクも跳ねのけて少年を助ける事だけを考えた五島は、少年の命と未来を救った。噂はその日のうちに広まって行き、良心的な内容で無い事は本人も充分承知している。
そんな時、内(千石規子)が吐血した。丁度…本土から息子=誠(國村隼)が訪ねてきており、切迫した状況を伝え設備の整った本土での手術を勧める。すると、本人が島から出ないと譲らない。その姿に五島は、ある決意をした。
全く医療関係の機材や薬が備わっていない診療所で、何が出来るのか⁈必要なモノを集めて回る。重要な選択を迫られていると能書きばかりの男どもは知らん顔。しかし、妻たちは(お産で)世話になってきた人を見捨てる訳がない!と、次々に診療所に駆け付けた。
考えなくてもどうするかはシンプル。女たちの方が肝が据わっていた。足りなかった血液を献血によって補い、長老の命が繋がる。身を削りながらも島民の命を繋げる五島は、セオリーなんて関係ない!1人1人に合った治療法は何通りもある。と、言いながら向き合って行く。ブレない覚悟が信頼を生み、いつしか周囲に人が増えていた。
なかば野戦病院のような現状を、腕と知恵で切り抜けていく五島だが万能ではない。生まれる命があれば去りゆく命もある。人間の潮の満ち引きを海に感じながら、時には最先端に関わる医療ネットワークの力も借りつつ島民の命を救っていく。
自らの過去を避けられず向き合う事になるが、医師を辞める事も出来きなかった。ぶつけられた怒気に対し、五島はどう対峙するのだろうか⁈
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まとめ・感想
第一印象が非常に頼りなさげ。疑心暗鬼な島民たち。漁師からの強めな洗礼をも、なんとなくやんわりとすり抜ける主人公。ドラマを見なくてもなんとなく方向性が見て取れていた。
ここで「ひねくれ根性」が発動し、見るからに感動するドラマだろうと思われ敬遠した。丁度個人的に忙しい時期でもあった為、リアルタイムでは見逃している。今回映画化される事で話題になっており、鑑賞出来るタイミングも合ったので、お試しに1話見てみる事にした。
見始めたら…世界観に吸い込まれるように見入ってしまい、気付けば全11話を完走しておりました😆(続きも同じく)後日、再び取り上げたいと考えています。
すっかり吉岡秀隆さんの作る世界…「コトー先生」の日常に入り込んだ気分でした。さらに代表作だと勝手に認識しているのは「北の国から」で、素朴な少年なのに何故か衝撃的だった事が忘れられません。
その後も数々の出演作の名を挙げられますが、中でも「エアガール」や「流星ワゴン」「ALWAYS」シリーズや「はやぶさ 遥かなる帰還」「Fukushima 50」「宇宙でいちばんあかるい屋根」などが心に残っており、シーンが思い浮かびます。
彩佳役の柴崎コウさんを…
偶然「月の満ち欠け」の番宣動画で見かけ、共演者からベテランの気遣いに感謝されていた姿に…思わず「彩佳」を重ねて想像してしまいました。迷走を察知してあげるアンテナ(又は感性)や、声のかけ方に…アドバイスそのもの以上に気付いてくれた事が、後輩目線では嬉しかっただろうな…なんて勝手に思いながら見て居ました。
浸透しているイメージ上、正反対のタイプにLove要素は無いだろうと思っていましたが、シーズン1を見終わった時点で、意見は変わっておりました🥰スタッフ…関係者、恐るべし‼であります。
実際に鑑賞は先週末だったので、心補く連続で見られて満足です。体調が思わしくなく気持ちが下がり気味だったので、心の洗濯が出来たような気になってます。
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最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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