視聴作品は…
ローズメーカー
奇跡のバラ
(字幕版)
監督=ピエール・ピノ
優秀な育種家が父の夢を引き継いだバラ園の存続危機。そこに現れた救世主は、バラに全く興味の無かった「はみだし者たち」だった。人手も無い、維持するお金も無い。閉園間近の貧乏バラ園に怖いモノ無し!正社員⁈売れたら山分け⁈謎の研修とはいったい何⁈😱
「大統領の料理人」がヒットしたフランスの国民的大女優、カトリーヌ・フロが演じる…ちょっと強引な経営者だけど、心の温かい人情味あふれる女性が魅力的に描かれている映画です。ハチャメチャを真剣にやる所が笑いを誘います。
更に…バラのコンクールが忠実に再現され、ドリュ社、メイアン社といったフランス屈指の…超一流ローズブランドが協力のもと、世界にひとつだけのバラが誕生!スペシャリストたちの完全監修も見どころの1つ。
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2021年・95分
Amazon prime videoより
現在prime会員は無料で視聴が可能です。
(会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります)ご注意ください。
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役柄・その他
エヴ
★カトリーヌ・フロ
フレッド
★メラン・オメルタ
サミール
★ファツァー・ブヤメッド
ヴェラ
★オリヴィア・コート
ナデージュ
★マリー・プショー
ラマルゼル
★ヴァンサン・ドゥディエンヌ
ほか
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おおすじ
エヴ(カトリーヌ・フロ)は…色、形、香りの全てにわたってバラの究極な美を追求する本物のプロフェッショナル。しかしここ最近では腕を振るえる機会も無く、父から託されたバラ園の経営も窮地に立たされていた。
巨大企業のラマルゼル社に数年間連続して賞を持っていかれ、顧客も奪われてきた。父の代から助手を担ってきたヴェラ(オリヴィア・コート)が必死で切り盛りしてきたが、支払いも滞り倒産寸前。
とりあえずでも人手が必要と、職業訓練所から格安で3人手配した。しかし彼らは3人とも世間から見放された…バラに興味も無いド素人。エヴは毒づいたが背に腹は代えられない。
前科者のフレッド(メラン・オメルタ)、定職に就けないサミール(ファツァー・ブヤメッド)、異様に内気なナデージュ(マリー・プショー)を雇う。すると早速トラブル発生。一晩で200株のバラをダメにしてしまった。
一から仕事を教える事は、思っていた以上に手間のかかる事だと皆が思い知るスタートとなる。しかしそんな中にもヒントは転がっているもので、フレッドからヒントを得てエヴは閃いた。
しかしその閃きには少々厄介な問題があった。そんな時にフレッドとの会話で更に解決策を思いついた。こんな時のワル知恵には長けていたエヴは、素人3人組を丸め込む。
作戦会議が開かれた。計画は入念に、しかも実行する前提で話が進んで行く。途中で3人から疑問や抵抗の声が上がるが、経営者特権でねじ伏せた。当日、ちょっとレトロな車に乗り込む4人にヴェラが眉をひそめるも、頭の固い彼女には秘密厳守が徹底されていた為「研修旅行」の出発には問題なし。
向かった先は…。例の巨大企業の経営者である、いけ好かない男の元。本心は疑わしいが、実力のあるエヴを育種家として尊敬し自社で働くようにスカウトしてきていた。目的の場所まで問題なく案内付きで入り込めた。
スパイ顔負け…カメラ内臓のサングラスを忙しく操るエヴ。あふれる才能と魔法のような指で新種のバラを開発し、数々の賞に輝いてきたエヴは転身し、華麗に⁈スパイデビューだ。
フレッドのお陰で目的が達成。サミールの顔面のアザとレトロな車が多少凹んだ事はご愛敬。交配の為にバラと籠るエヴに、ヴェラも誤魔化され3人のミッションは達成された。それからの数か月には、それぞれの難関が訪れるが、何とかやり過ごして来た。
ド素人から笑顔がこぼれる日々も心が同じ方向を向いていた。手帳を眺め指折り数える日々の中で、バラ以外には全く関心のなかったエヴに、友情や愛情など…人間味あふれる引き出しが出来る。パリの新品種コンクールまでのカウントダウンが待ち遠しい。ユーモアと情熱の「家族ごっこ」のおまけがついた。
しかし、現実は厳しく…人生につまずいた者たちが花開くと信じた奇跡は、そんなに簡単なものでは無かったのだ。錯乱するエヴ。夢広がる世界最高峰のバラ・コンクールが目の前から遠ざかる。
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まとめ
花言葉に注目👀!覚えていられないけど、時折使わせて貰うプレゼントを彩るアイテム。年間に何度か使用する花言葉の本にデータ更新は必要なのか⁈と素朴な疑問が残った🙄
「試写会満足度100%」の文字が目に飛び込んで来た。「ミニ・シアター・ランキング第2位」も気になった。「元」が付いて居るけど。。。「天才・バラ育種家」って何だろ⁈😲…気になった=見てみよう!から視聴が決定!
ポトスやサボテンも枯らす程、破壊的に植物を育てる才能がない自分には縁遠い事だと承知している。だから真似てみよう!とまでは思わなかったが、作業工程は見てみたかった。
もちろん全てが見れるとも思ってはいないが、知識として知っていれば、何かに転換出来る事があるかもしれないと思うようになった事も要因の1つかもしれない。
年齢を重ねていって、毎日に時間の余裕を感じられる頃、庭いじりに興味が持てるのか?と漠然と思い描いていたのだが、一向にその気配はない😆手入れをする労力を考えたら、庭の木々は丸坊主でも構わないとさえ思う。とにかく虫が苦手だ。
と、言う戸建てに住む友人の話を聞き、笑う事しか出来なかった自分を思い出した。フィクションを羨むくらいで丁度良いのかもしれないと、今は思っている😆
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おまけ
本作に登場するバラの監修者
ジョルジュ・ドリュ&フランソワ・ドリュ
ドリュ社は1930年創業のフランスの老舗ローズブランドです。創業者の孫にあたるジョルジュ氏とフランソワ氏。本作の「アンナプルナ」や色彩豊かで高品質な品種を多く作り出している
※エヴのバラ園
フランスの南東部モンタニー地方にあるドリュ社のバラ園にて撮影された。
アラン・メイアン
1850年創業。6世代に渡り完全な家族経営。世界屈指の名門ローズ・ナーセリー、メイアン・インターナショナル社の代表。「ピース」を含む4品種が世界バラ会連合に殿堂入りしている。
※フランスやモロッコなど5ヵ国に(600ha)東京ドーム約128個分のバラ園を所有。
ミシェル・アダン
フランスのバラ育種家の長老。1970年からバラの交配を始め、現在はフランス・ブルターニュ地方のリフレにてバラ栽培をしている。
※映画に登場するバガテル国際バラ新品種コンクールや、モンザ国際バラコンクールなど世界屈指の大会で数えきれないほどの受賞。
今作に登場するバラ
「ライオン」=「伊豆の踊子」
パリ・バガテル公園の姉妹園である河津バガテル公園に捧げられた際、フランス名の「カルトドール」から「伊豆の踊子」と命名。
ソレイユドール
(仏/ペルネデュシェ/1898年以前)
いくつかの奇跡が重なり、このバラのおかげでバラの表現力が一気に拡大した。ピンクと黄色から中間色である杏色として生れ落ちた。香りでは黄色の原種が持つオレンジの皮に似た香りが新たに加わり、フルーティーな香りが生まれた。
アンナプルナ
(仏/ドリュ/2000年)
香り高く、花はシルキーホワイトの清らかな大輪で、花形もよい。木はコンパクトで花が密集して繰り返し良く咲くため、鉢植えとしても、庭植としても扱いやすい大きさで、見栄えがする。
テリハノイバラ
(日/野生種)
白い小輪の一重の花が房となって初夏に一度だけ咲く。雨の多い日本で、潮風にさらされる海岸で生き残ってきたバラ。きわめて強健でしなやかなつるバラ。
興味のある方は、公式サイトにて写真を楽しんで頂けたら…と思います🥰
最後に…👇主演のカトリーヌ・フロの代表作と称される映画です。時間がありましたら読んで頂けたら幸いです🍀
Amazon prime videoより
現在prime会員はレンタル(有料)で視聴が可能です。
(会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります)ご注意ください。
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最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
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