視聴した作品は…
ディア・エヴァン・ハンセン
(吹替版)
監督=スティーヴン・チョボスキー氏
脚本=スティーブン・レヴィンソン氏
(ミュージカル版の脚本家でもある)
原作=スティーブン・レヴィンソン氏
ソングライター=ベンジ・パセック氏
ジャスティン・ポール氏
「ディア・エヴァン・ハンセン」
ヴァル・エミッヒ氏の小説(2018年)
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2021年・137分
Amazon prime videoより
現在prime会員は無料で視聴が可能です。
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登場人物紹介(吹替)
エヴァン・ハンセン
★ベン・プラット
(畠中祐)
ゾーイ・マーフィー
★ケイトリン・デヴァー
(中村百伽)
アラナ・ベック
★アマンドラ・ステンバーグ
(南真由)
ジャレッド・カルワニ
★ニック・ドダニ
(新祐樹)
コナー・マーフィー
★コルトン・ライアン
(河西健吾)
ラリー・マーフィー
★ダニー・ピノ
(高橋広樹)
シンシア・マーフィー
★エイミー・アダムス
(中村千絵)
ハイジ・ハンセン
★ジュリアン・ムーア
(山像かおり)
ジェンマ
★リズ・ケイト
(三川華月)
イザベル
★エイブリー・ベダーマン
(鷹雄葉月)
ジョシュ
★ジェラルド・シーザー
(大野智敬)
グレッグ
★トミー・ケイン
(蒼谷和樹)
スカイ
★マーヴィン・レオン
(柳晃平)
チェリーズ
★ハディヤ・エシェ
(いなせあおい)
ナオミ
★ジュリア・チェン・マイヤーズ
(漆山ゆうき)
ハワード氏
★スウィフト・ライス
(加瀬康之)
ほか
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おおすじ
エヴァン・ハンセン★ベン・プラット(畠中祐)社交不安障害を抱える高校生。対人が怖くて1人で食事の注文も出来ない。勇気を出すより飢えを我慢する方がましと考える青年。唯一母親が健康を気にかけてくれている。でも、テンポ良く表面上の言葉のやり取りをしているだけで、距離が縮まる事は無いのが現実。
それでも家からは外に出られるし、移動は公共機関も利用できる。高校にも登校出来るのはドクターと約束した自分宛てのの手紙のお陰かもしれない。学校には1人だけ話を聞いてくれる友人が居るが、友達に分類して良いのか迷う関係性だ。
どうにかしたいとは思っている。お守りの安定剤💊を持ち歩き高校に登校するのだが、結局何も出来ないまま…自分を卑下する事が常になっていた。そんな時心を落ち着かせる為のルーティンになっているのが、ドクターからのミッションである「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」自分宛の手紙を書く事。
そんなエヴァンにも好意を持っている女の子がいる。しかし、せっかく挨拶を交わし握手のチャンスが音連れても、今度は手汗が異常に気になって立ち去ってしまう。そんなある日、真っ白な左腕のギブスに「サインをするよ」と話しかけられて戸惑った。
彼は同級生のコナー★コルトン・ライアン(河西健吾)ぎこちない短い会話後にサインをしてくれた。運命のイタズラは続き…あろう事かプリントアウトした例の手紙をコナーに見られてしまう。好意を寄せる彼女の名が記載されている為、焦って取り返そうとした。
すると、コナーは突然大声で怒鳴り始める。妹の名前だと言うのだ⁈。被害妄想と誤解を弁解する事も出来ず用陥る紙を手にしたまま立ち去られてしまった。今度はこちらが不安に陥る。秘密にしておきたい事だったから…。
パソコンに噛り付いて検索しまくった。誰にも見られたくない「心の声」を!手紙が晒されたら…と気が気でない。しかし、翌日になっても何も発見できなかった。登校後に早速友人に話を聞いて貰うが、解決も安堵も出来ず落ち着かない。
そんな時校長から呼び出され、何事かと駆け付けると…コナーの両親がおり、コナーの訃報を告げられた。一瞬理解出来ずに固まるとポケットに入っていたといい、4つ折りの紙を渡される。それは昨日持ち去って行った手紙だった。
その時の気持ちが安堵だったのか分からなかったが、その時の沈黙がどんどん自分の首を絞めていった。その手紙が唯一の形見、又は遺書なのだと両親が言い、親友だったのだと誤解されてしまう。
本来ならば、ここで誤解を解くべきだったのだが、あまりの展開について行けず、言葉を飲み込んでしまった。そして、これ以上両親を悲しませない方法として、誤解に小さな嘘を乗せてしまう。
嘘が嘘を呼び…更に現代ツールで、想像もしなかった大事に発展してしまう。正直に全てを語るつもりで訪ねたのに、聞きたがる両親の質問に答え続け、結局コナーとのありもしない思い出を勝手に作りあげてしまった。
その行為は両親に留まらず周囲へと広がり、SNSを通じて世界中に拡散していく。伝言ゲームのように、どんどん話は美化されていき、収拾がつかない。しかし気付けば、多くの人たちに存在を認められ、いつしか罪悪感は薄れてしまった。
夢にまで見た現実を目の当たりにした時、今度は無性に怖くなる。恐怖は母親にもあった。息子が有名になっている事を他人から知らされ、知らないうちにマーフィー家で家族扱いされていたのだから…驚きと、怒り、情けなさ、みじめさ…心をかき乱されていたに違いない。
そんな母親には誤魔化しもせず、嘘をつく事は出来なかった。マーフィー家ではやっと笑顔が日常に戻ってきたというのに、影が差し込み始める。良い事をしている気分から罪悪感が割合を多く締め始めた頃、事態は急展開を見せるのだった…。
「信頼」は深ければ深い程「憎しみ」を増し、裏切られた思いは強く、世界を全て塗り替えてしまうほどに…。だが、安定剤に頼り立ち止まっておどおどしていたエヴァンはもう居ない。自分の着地点を、どう見出すのか⁈
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🎶本編歌詞より抜粋。
自分は透明人間だと感じた事ある?
自分が消えても平気だって感じた事は?
立っている力がない そう感じたら
君のその手を~ 伸ばせばいいんだ
そうすればきっと誰かが来てくれる
影から出て朝の光が現れた
空っぽの心を満たしたら
全てが新しいと当然気付いた
暗闇に推しつぶされそうな時
友達の支えがいる時
傷つき倒れた時も
独りじゃない
自分の居場所は必ずある!
大声で叫べば
孤独じゃなくなる🎶
これは押し売りされるモノではないと思います。この歌詞をどう感じるのか、本編を鑑賞したら…「新しいあなたの想いが広がる」かもしれません😆
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まとめ
ストーリー、登場人物たちの心情、歌にも主張が含まれている為、吹替にしても歌詞を👀追ったり忙しかった。理解しようとしていると、次の展開に移行していたり…噛みしめている暇が無かった気がする。
色んなメッセージが込められている事から、重くなりがちのテーマをわざとアップテンポな展開にしたり、心情を歌う!みたいな…私の知っているミュージカルとは異なり、なんだが半音上がっているとか、半音下がっているみたいな…そんな感覚を覚えた🤔
映画として面白かったと答えるのは不謹慎な気がするので、この表現は避けたいと思う。かといって適切な言葉が出るわけでもないのだが、この映画の着地点は個人個人の成長に繋がっていて欲しいと願うばかりだった。当事者になった時、意見は変わってしまうかもしれないし、思い出す事も出来ないかもしれないけど、反面教師として鑑賞した。
珍しく、あらすじを読まずに視聴に至った。パッケージからは、晴れやかな感動系の作品だと勝手に思っていたので、開始10分で戸惑ってしまう。そんな入口だったのに、停止のタイミングを外した!という事は、理由があると思うのだが、上手く纏められる自信が無いので、この辺にしておこうと思います。
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おまけ
ミュージカル版との違い
曲が幾つかカットになっていたり、キャラクターの描写に一部変更が見られ、映画の結末も変更されたとベン・プラットも明らかにしている。
演出家によって注目している場面を詳細に描いているという事なのだろうと解釈した。原作、ミュージカル、映画…いづれも他を高評価していない記事を目にして、鑑賞者はキャスティングも含め、どの解釈を良しとするのかが分かれるのだと思った。機会が訪れたら比較してみようと思っている。
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エンドロールの最後にメッセージを見付けた👀
見逃してしまいそうだった…。
気になる文面でもあり触れておこうと思います。
もし…あなたやあなたの周りの人が
悩みや不安を抱えていたら…
1人ではないという事を思い出して下さい
いつでも誰にでも相談先はあります
お住いの地域の相談窓口にご連絡ください
類似した言葉を含めて最近よく目にするようになりました。いつ何時自身に必要になるか分からない。映像の終わり…最後の最後に記載があった言葉に目が止まり、転記させて頂きました。
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最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
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