オール ユー ニード イズ キル
「All You Need Is Kill」
(吹替版)
🦾🚁🦿外国映画を視聴🎦
キャスト=トム・クルーズ、エミリー・ブラント。ほか...
★2014年🌟113分
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
はじめに...
原作者=桜坂洋氏
2004年、ライトノベルにて刊行
「All You Need Is Kill」
2009年小説の映画化権を3アーツ・エンターテイメント社が取得し2010年ワーナー・ブラザースが購入。ダグ・リーマン監督で企画が進む。アメリカでは...
原題
Edge Of Tomorrow
別題
Live Die Repeat/Edge Of Tomorrowと変更して公開。
当初はブラッド・ピット主演の予定。2011年にトム・クルーズに決定し、トムの年齢に合わせて脚本の変更が行われたという...。
日本のライトノベルがテレビドラマや実写映画化される事は少なく、ハリウッド映画として映画化されたのは本作が初めて。異色の作品と称され快挙であるという。
※ジェームズ・ガン(映画監督)が、2014年のお気に入り(12本)の映画に今作を挙げている。
日本では2016年に
金曜ロードショーで初お目見え
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
登場人物について…
🌟役名
役者名
吹替声優名
★人物像その他
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
※主要人物を抜粋...
🌟ウィリアム・ケイジ
トム・クルーズ
森川智之
★米軍でメディア担当の少佐。負傷するのが嫌で、戦場を避け報道官になる。将軍の命令であった戦場行きを拒んだ事から、階級は降格し強制的に戦場へ送り込まれる。何の予備知識も訓練も無いまま戦闘が始まり、5分後には呆気なく命が終わる...。だが、再び同じ時を繰り返している自分に気付き理解に苦しむ...。
🌟リタ・ヴラタスキー
エミリー・ブラント
東條加那子
★軍曹で特殊分隊を組んでいる。過去の功績から英雄「ヴェルダンの女神」と崇められている。(原作同様「戦場の牝犬=せんじょうのビッチ」と呼ばれると、容赦なく制裁を下すという)ウィリアムに起こっている現象の唯一の経験者。
🌟ファレウ曹長
ビル・パクストン
大塚芳忠
★複数の分隊の指導にあたる上官。※原作での...ウィリアムを鍛えたり尊敬される場面は、今作には無い。
🌟ブリガム将軍
ブレンダン・グリーソン
勝部演之
★作戦の指揮官であり、ウィリアムに戦場での取材を拒否され暴虐にでる。
🌟カーター博士
ノア・テイラー
隈本吉成
★リタの協力者で、奇っ怪な現象を信じた唯一の理解者。※原作では《ドジな女性整備兵》今作では《ヲタク男性科学者》とキャラ変更。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
物語は...
近未来の地球を舞台に侵略者(エイリアン=ギタイ)の能力に巻き込まれた人間に焦点が当てられている。
ある条件を満たす時、ギタイと呼ばれるエイリアンの持つ能力と、同じ現象を引き起こせるようになるというモノ。ウィリアムの前には1人だけ経験者がいた。だが戦いは探りながらで、瀕死の重症から目覚めると能力は失われてしまっていた...。
数日前...。
ウィリアムは将軍に呼ばれ、戦場へ赴き取材をしてくるように命令を受けた。だが、戦場に行かない為に現在の立ち位置を選択してきたウィリアムは必死に抵抗する。
身体的能力に劣っている分、弁は立つ。今回はそれが裏目に...。部屋を出ると拘束され目覚めると最前線にいた。危険な任務に着きたくない一心で、立場を盾にした事を後悔した。
脅迫と解釈され、将軍の怒りをかってしまったのだ。地位は剥奪され降格。伝達事項には反逆の恐れありと...指導上官に話を聞いて貰う処かJ分隊に放り込まれる。
最前線に位置する歩兵集団。身なりをみるなり擁護する者はなく、ウィリアムは武器の安全装置を解除する手順も知らぬまま戦場に投入される。逃げ惑う事しか出来ず、英雄のリタまでもが目の前でアッサリと命を落とす...。無我夢中で交戦しギタイと相討ちの最後を迎えた。
ところが、次の瞬間出撃の前日に戻っていた。混乱しながらも状況を理解するまで何度か繰り返し...。死亡するとタイムスリップし、体験した全ての記憶があるまま2日間を繰り返していると分かった。
そして、ギタイはまるで待ち受けていたかのようだったと...どうにか上官に説明しようと努力したが、納得させられるだけの材料を持ち合わせていない為、あしらわれてしまう。
生き残る為に模索しているとリタに目が止まり、死ぬはずの運命から彼女を助けると一気に展開が進む。彼女も経験者なのだと知るや、唯一の理解者の元へ...。しかし安堵する間もなく、敵の攻撃パターンに沿って、何度もリセットし経験を積んでいく。
彼女とだから出来る作戦でもあったが、何十回・何百回と繰り返す中でウィリアムの中で、ある答えが導きだされる...。それは決して明るい未来ではなかった...。
ウィリアムの決断は⁉️
臆病な上に非力で軟弱だった男は、生死の狭間で奮い立ち繰り返す鍛練の末、劇的に成長する。そんなヒーローにウィリアムはなれるのか⁉️
英雄リタと共に強靭な精神と、未来を切り開く力に肩を並べられるのか⁉️
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
まさに「ジャンプ」系のヒーロー物語の如くワクワク感をもたらし、トム・クルーズ色と共鳴した。スパイ作品とは、ひと味違う魅力が面白かった。
🙄何かのトーク番組で、エミリー・ブラントが死亡事故を起こしそうになったとエピソードを披露した。
(エミリーの運転でトム・クルーズを助手席に乗せての車のシーン)これを知ってから、思い当たるシーンを再度見直したのは、言うまでもありません🤣
この映画は「逆輸入」と言ってもよいのだろうか?🙄どこかに日本の俳優が登場するのでは?と👁️✨ウォーリーを探せ!の如く集中しておりました😆っが、見付けるには至りませんでした。
個人的な見解になりますが、トム・クルーズにしては珍しく、へなちょこ男からのスタートで、開始から約40分はアクション封印に近い状態。しかも戦い始めたら瞬殺🥺それでも視聴し続けていたのは、スピード感と場面展開のテンポが良かったからだと分析😆
言葉と表情が物凄くへなちょこだけど🥴腰が引けている仕草は全くみられず意思の現れに共感さえ持てた。それが「トム・クルーズだから」なのかは否めないが、説明の効かない効果が働きました。
反面、高評価に繋がらず、低評価な意見もそれなりに見かけます。映画的には「今まで築いてきたトム・クルーズの印象」が残念な部分に繋がってしまったのかもしれません。
とはいえ劇的に成長を遂げたプロセスにドキドキ感を味わえ、トム・クルーズの年齢の壁をCGで補い、若手の作品に肩を並べる!までがストーリーのように感じました😆
物語や構成は非常に面白く、当時の年代では凄く斬新だったのではないでしょうか...。アメリカが先行したのが頷けますが...。国内映画とまでいかなくても...日米合作で観てみたいと
(/ω・\)チラッと思う事はNGですか⁉️
余談ですが...
「7月4日に生まれて」を思い起こさせる狙いは、あるのでしょうか⁉️🤔日本公開日が7月4日も偶然⁉️😆
最後に...
原作の着想は、2000年のテレビゲーム「高機動幻想ガンパレード・マーチ」でのプレイ日記を読んだ...からきているという。
リセットとコンティニューの繰り返しで物語を進行していく。何がモチーフとなるかわかりません🤭
失敗の経験を...「何も無かった事にしてしまう」否定的な価値観もテーマになっているようです。
人間の一生の中で、紆余曲折を経験し行き詰まった場面で...失敗からの糧を受け入れて肯定する。そういった事をタイムループを持ち出して表現したのかもしれません。
原作者、恐るべし❗️
それでも、今作を視聴しなければ出会えていない情報なので...この偶然は...
《小さな喜び》です。
何だかんだと、気付けば全てが繋がっているんだな...と、着地しました😆
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最後まで読んでくださって
ありがとうございます。
🍀✨🤗✨
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