視聴作品は…
原作＝恩田陸氏・長編青春小説
監督・脚本＝長澤雅彦氏
脚本＝三澤慶子氏
2002年から約２年（小説新潮）連載
食事休憩、仮眠などが盛り込まれたｽｹｼﾞｭｰﾙ管理の元、1000人弱の高校生が24時間かけて80kmの道のりを歩く。毎年の伝統行事である「歩行祭」特別な日だから少女は、ある賭けをした…。
キャッチコピー
「みんなで夜歩く。ただそれだけなのに、どうしてこんなに特別なんだろう」。
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2006年・116分
Amazon prime videoより
現在prime会員は無料で視聴が可能です。
（会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります）ご注意ください。
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主題歌
「フタリ」💿
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役柄・その他
甲田貴子★多部未華子
西脇融と異母兄弟。母はシングルマザー。
西脇融★石田卓也
（ﾆｼﾜｷ ﾄｵﾙ）テニス部。甲田貴子の異母兄弟。
戸田忍★郭智博
融の親友。水泳部。内堀亮子は元カノ。密かに貴子に好意を寄せている。（原作では眼鏡をかけている）
遊佐美和子★西原亜希
貴子の親友。和菓子屋の娘。北高のマドンナ的存在。（原作とは兄弟の設定が異なる）
後藤梨香★貫地谷しほり
融と貴子のクラスメイト。戸田忍に好意を寄せている（原作には無い言及）
梶谷千秋★松田まどか
融と貴子のクラスメイト。国立大文系を目標とするクラス所属。春山に密かに好意を抱いている。（原作では戸田忍に恋している）
高見光一郎★柄本佑
融と貴子のクラスメイト。ロックを愛し日中は死んだように静か。あだ名は「ゾンビ」（原作では背が低い）
内堀亮子★高部あい
美和子のクラスメイト。戸田忍の元カノ。付き合った男子は校内に大多数存在し、融を狙っている。忍曰く「超打算的な女」
榊杏奈★加藤ローサ
貴子と美和子の親友（帰国子女）だが、好きな人を２人に打ち明けないまま再びアメリカへ行ってしまう。
榊順弥★池松壮亮
杏奈の弟。アメリカに在住。歩行祭に参加したいが為に日本に帰国（前年も来ていた）
矢部（野球部員）★海老澤健次
さくら（実行委員）★近野成美
藤巻（教師）★嶋田久作
校長★田山涼成
貴子の母★南果歩
ほか
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おおすじ
高校の伝統行事「歩行祭」。全校生徒約1000人が、80キロの道のりを24時間かけてひたすら歩く。
3年生の甲田貴子（多部未華子）は、最後の歩行祭となる。1年に1度の特別なこの日に、貴子はとある賭けをした。それは親友にも話せていない秘密。
スタート地点の場所へ向かいながら、親友である美和子（西原亜希）と一枚のエアメールに盛り上がる。差出人は榊杏奈（加藤ローサ）３人は仲が良く、いつも一緒に居た。
しかし帰国子女の杏奈は２年生の春頃、再びアメリカに行ってしまった。結局好きな人の名を明かさないまま…これが物議を醸しだす事になるのだが、この時はまだ謎めいた文面を解読できない事に集中している貴子と美和子であった。
美和子が３組、貴子は７組なのでスタートはバラバラ。後で合流する約束をして別れた。日頃クラスで行動を共にしているのは、後藤梨香（貫地谷しほり）と 梶谷千秋（松田まどか）の２人。愚痴をこぼしながらも特別な日を楽しんでいた。
クラスメイトの西脇融とは、ある秘密を共有していた。しかし…いつも視野に入れながらも、互いに距離を取り合い会話する事はなかった。
２人の不自然な様子が、周囲には意識し合っていると誤解を招き、告白に向けて背中を押されていた。「そんなんじゃない」が口癖になってしまう程、頻繁に否定している。そんな貴子に親友の美和子は、微妙な距離間で観照していた。
一方、去年の「歩行祭」で「おばけ」の存在が騒がれていた。誰も知らない生徒⁈が、数枚のスナップ写真に写っていた事で、ちょっとした騒動になっていた。今年も現れた😱❕と、一部で騒がれていたが正体が判明する。
淡々とただ歩くだけの映像の中で、生徒たちの日常が投影されていく。「特別な日」効果がアチコチで勃発。喜ぶ者、落ち込む者…。様々な生徒の中で貴子も例外に漏れず、３年の今まで親友にも話せない秘密から一歩を踏み出せるのか⁈ゴールがドンドン近付いてくる…。
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まとめ・感想
ゴールのアーチをくぐり、喜ぶ生徒たちの頭上には…「スタート」の文字が刻まれたアーチが⁈🤭もしも意味があるのであれば、奥が深いな…🤔などと深読みする…見る側への丸投げ感もまた…青春の１ページと言えるのかもしれません。
原作者の母校（茨城県立水戸第一高等学校）を実際に舞台（撮影現場）としているという…。卒業生の方々にとっても思い出の映画となっている事でしょう。
また、著者からのオーダーは「アイドルっぽくない俳優を使ってほしい」だったといい、今作のキャスティングが実現した。青春学園ドラマでありながら、非常に素朴な学生をリアルに演じられている為、そこそこのレビュー評価だった事に納得出来た。
「夜道」ってだけでも、なんとなくワクワクした特別な感じだった気がする。両親が夜型だった為、時折深夜のお散歩の記憶がある。静まり返った道路に人気のない歩道。ひんやりとした空気を感じながら、ザックリとした近況を語る。
ちょっぴり…いけない事をしているような気分になったり、自分だけ同行している優越感に浸ったり…ネオンにワクワクしたり…（あ。柄本佑さんが演じた「ゾンビ」も少し分かる気がした😆笑）
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おまけ
スピンオフ作品もご紹介。
ピクニックの準備
主な登場人物たちの物語がオムニバス形式で収録されている。映画公開の約1か月半前からYahoo!動画で配信されていた。（全10篇）
原作「ピクニックの準備」の内容とは異なり、脚本家の三澤慶子氏らの完全オリジナル。（特典映像に短編作品のメイキング映像が収録）
- 「おまじない」杏奈編
- 「告白」さくら編
- 「序奏」高見編
- 「願い事」千秋編
- 「シナリオの行方」梨香&忍編
- 「おかいもの」亮子編
- 「むりっぽい」貴子編
- 「ひみつ」美和子編
- 「はてのない」融編
- 「片想いの長さ」もう一つの杏奈編
今作の出演の後、多部未華子さんと貫地谷しほりさんは、連続テレビ小説（ヒロイン）に抜擢されたという。
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舞台（2016年）
深作健太氏＝演出
高橋知伽江氏＝脚本
主演＝吉川友
※茨城県にゆかりのあるキャストで構成された。
キャスト（舞台）
榊杏奈・吉川友
西脇融・加藤良輔
甲田貴子・小林日奈子
戸田忍・内藤大希
甲田聡子・剣幸（特別出演）
※興味があるので、鑑賞出来る機会に見逃さないように注意していきたいと思います。
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最後まで読んで頂き
ありがとうございました。
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