作品名は…
(字幕版)
原題=Hampstead
監督=ジョエル・ポプキンス
脚本=ロバート・フェスティンガー
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2017年・102分
Amazon prime videoより
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役柄・その他
🌟エミリー・ウォルターズ
一般的な結婚生活を送っていたと思っていたが、夫が亡くなった後に次から次へ実態が判明。命日に墓地を訪れる事無く…息子に促され野花を手に向かうも、怒りはフツフツとこみ上げ、不貞や借金についての罵声と共に靴を墓石に投げつける始末。その直後に一方的に気にかけていた人物とバッタリ出くわす。
ドナルドの存在を知ったのは偶然。墓地で出会ったのも偶然。積極的に関わろうとし始めたのはエミリーの方で、今までとは別人のように行動力を発揮し始める。色んな意味でドナルドを社会と繋げる中で、自らも意思表示を訴える事が出来るようになって行く。
🌟ドナルド・ホーナー
病院の敷地内で自給自足の生活をしている事から訴えられていた。エミリーと出会い彼女の質問に答える中で、世捨て人のような暮らしになった経緯が明らかとなる。初めて言葉を交わしてから、エミリーとの距離が縮まるまでに時間はかからなかった。彼女の存在が世間との関りを17年ぶりに復活させる事となる。
🌟フィリップ
エミリーの息子。亡くなった事で父の不貞や借金が明らかになり母の怒りを理解しているが、生活に必要な事を全て父親が担当していた事から、母の身の振り方を心配している。自らは国外勤務になる事が決まった為、頻繁に母の元を訪ねてくるようになっていた。
🌟フィオナ
エミリーの「友人」と言いながら、夫の活動に利用していた。アパートの住人(女性のみ)の集まり(お茶会)を自宅で開くなど、中心的な存在。
🌟ジェームズ・スマイス
フィオナの紹介した弁護士だが、実はエミリーのパートナーとしてデートをセッティングしたつもりだった。弁護の件も絡んでいた為思わせぶりな態度に気付かず、結果的にエミリーに利用された形になってしまう。
★ピーター・シン
ほか
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おおすじ
仕事の都合で国外にいく事が決まった息子が母の生活を心配している…。ありふれた光景から始まる。一方、街中において自然が残る場所に溶け込んでいる男性が居た。弁護士がしきりにコンタクトを取ろうとしていたが、威圧感があり聞く耳を持たない様子。
この2人の接点は、エミリー(ダイアン・キートン)の好奇心から始まった。アパートの物置化している屋根裏部屋で、ふと双眼鏡を手にしたエミリーは徐に小窓から覗き込むと…。自然の景色の先に何かを見付ける。照準を合わせると「何か」は、ひげもじゃの体格の良い男性だった。
水浴びをしている風だった男性は、次の瞬間ガウンを纏い小屋へ入っていった。一連の行動に首を傾げながらも気になってしまい、再び彼が消えて行った小屋に照準合わせると⁈なんと!彼が襲われていた‼
エミリーは迷わず警察を呼んだ。彼が保護される所まで双眼鏡越しに見守り、胸を撫でおろす。行動力のある女性に見えるが、エミリーは窮地に追い込まれていた。未亡人となって1年が経過したが、遺恨は風化せず募るばかり。
夫が急死してから様々な問題が浮き彫りになり、疲弊し現実逃避していた。しかしそれも有余の無いところまで来ていた。不貞も許せないが借金がチャラになる事は無く、アパートを売りに出さなければ解決できない状態にあった。
しかし、彼女には知恵もコネも無く…金銭管理の全てを父が担当していた事から母の整理能力を心配している息子には、虚勢を張っていた。そんな事情もお構いなしの自称「友人」のフィオナが、しきりに男性を紹介したがり食い下がって来る。これには後に発覚するが、私情が絡んでいた。
それでもエミリーには後も無い為、気付いていてなお弁護士としてのジェームズ(ジェイソン・ワトキンス)の好意を利用してしまう。一方自然の中で手作りの小屋に暮らすドナルド(ブレンダン・グリーソン)に夕食に誘われ、女性の顔になるエミリーは戸惑いながらも惹かれる気持ちに嘘は付けなかった。
文明の利器に頼らず自給自足の生活や独創的なDIYがエミリーには新鮮に映った。原始的な「彼の役に立てる事」を思いついたエミリーは、ある青年と共にwin X winの関係を繋げてみせる。ドナルドにとっては救世主なのだが、17年間の俗世とのブランクは良くも悪くも混乱を招く。
全く違う世界で生きてきた2人の趣味は合致しても、多様な価値観にはズレが生じる。衝突しながらもドナルドのゴメン(非を認める素直さ)が辛うじて繋ぎ止めた。エミリー自身も今をちゃんと生きるようになっていたが、弊害は見えなかっただけで存在していたのだ。
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まとめ
物語だから好感度が高いが、現実問題として自分を当てはめるには無理があるかもしれません😆自然は良いが、虫や衛生上難しい。その前に日本では難しい…がリアルな所かもしれないですね。
こう思う反面、昨今…自然災害が身近に感じることとなり「知識として知っておいて損はない」と思うようになりました。そして、日常的でない事は忘れてしまいがち。刷り込むように何度も目にする事も必要だと考えるようになってきています。
フィクションとして見つつ、わが身を振り返る時間となりました。面倒な書面や整理、人生設計、必要なモノと意外と無くても困らないモノ…これは実行に移さねば!と思っています😆
記憶に新しい「最高の人生のつくり方」でキュートな隣人ヒロインを演じたダイアン・キートン。彼女の笑顔に惹かれて今作を視聴に至りました。
相手役を務めたブレンダン・グリーソンは「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」での不死鳥の騎士団「アラスター・ムーディ」役が思い浮かびます。今作では、お鬚が気になって気になって(笑)
シルバー世代に向かってのロマンスストーリーに縁を感じるようになってきている事も事実ですが、背景の小物たち、自然と共存しているかのような生活スタイルが非常に興味をそそりました。
参考にして実践するレベルにまでは到達していないのですが「赤毛のアン」の世界観と同様の刺激を受けております。無性に部屋を見回して模様替え心が、うずいている状態です。こんな夜更けに困っちゃいます💦
なんせ休日は、もう1日あるのですから、遠足前夜の子どもみたいなワクワク感が、睡眠を阻みそうで厄介であります…。眠れずに明るくなる頃の寝落ちで、気付いたら夕暮れ時😱完全なるフラグですね。
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最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
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