アンサング・シンデレラ
病院薬剤師の処方箋
🌟日本のドラマ
🌟主演
🌟石原さとみ
🌟田中圭
🌟2020年🌟11EP
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
相原くるみ(あいはら くるみ;西野七瀬)が配属になったのは薬剤部。元々薬剤師になりたかった訳ではない為、クールで今時の若者である。薬剤部部長、販田聡子(はんだ さとこ;真矢ミキ)が意気揚々とスタッフに紹介した。
万年、人不足の薬剤師たちは手が回らず人員補充を強く訴えていた。新人とはいえ確保してきたと大声でアピールしたいほど、薬剤部は切羽詰まった状態だということだ。
葵みどり(あおい みどり;石原さとみ)8年目の薬剤師が教育係りを頼まれた。ただし、この葵は一部の人間にヘンタイと言われるほど薬に対しての信念を持ち独自の判断で突っ走る傾向にある。それは常に患者の為である事だが、時に災いに発展してしまう。取り扱い注意も伝達される。
葵のヘンタイさは、直ぐに露見することになる。ベテランの産婦人科医のプライドを傷つけた事で大きな仕返しを受けたり、一人一人の患者に深入りしてしまい同僚がフォローに追われる。危機的状況を目の当たりにする新人だが、患者のその後も同時に目にしている。
葵は白血病で妹を亡くした際、薬剤師の姿に感銘を受けたという経緯があり、必要以上にのめり込む傾向にある。同僚の個人情報が露見していくまでは、個々の誤解もあって対立もシバシバ...。各々に事情を抱えて苦しみながら仕事についている。
ひた向きに患者優先な葵の姿勢だけはブレない。苦言を言いながらも一人づつ確実に葵の影響を受けていく。8年も勤務していて今さら⁉️と突っ込みたくなるものの、来るべくして時が重なったかのように相原が鍵となったのかもしれない。
簡単に言うと、各々過去を抱えて薬剤師になった者達が、患者との距離の近い「葵」を通して、確固たる責任を持って仕事に挑み、最大限に心のこもったケアをしていく物語。老若男女を問わず薬剤師としてのスキルアップに合わせて人間としての成長もしていく。
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毎回患者の捜索シーンがあるのはお約束でエピソードが進む度、患者さんとの関わりが描かれ心に寄り添った薬剤師が胸を打つ。王道の医療従事者系で役者の演技が見せ場な気もします。薬剤に対してのマメ知識が日常で生かせると良いなと思います。
アンサング(unsung)
直訳すると
「讃えられない」
「縁の下の力持ち」
(unsung hero)
病院の薬剤師に焦点を当てた日本のドラマは初めての視聴とあって、かなりの興味をそそられた。馴染みの薬の名前が出てきたり実際の調剤薬局での光景との比較が私的には見所であった。
医者とは違い身近なスタッフがメインなところに親近感を覚えた。主演の二人を見るというよりは、病気と薬剤と生活...物語を見る感じが心地よかった。洗練された感じよりも、人間の泥臭さに好感がもてた気がする。無意識に感情移入もしていたほど...。
原作の漫画に寄せていましたが、石原さとみさんの演技の中に新たな一面が覗けたような気もします...。引き続き最終話まで視聴しようと思います。2回目の視聴になりますが、感想に衰退はなかったです。
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今日もここまで読んで下さりありがとうございました🍀✨🤗
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