小・中・高…幼馴染であり親友のマリコの死をお昼のニュース番組📺で知ったシイノは自分に何も言わずにこの世を去った事にショックを受けていた。2人とも特殊な家庭環境で逃げ場のない幼少期を過ごしてきた。幼少期からの回想をしながら、今でも親友の為に出来る事を捜し、親友の遺骨を毒親から奪還!思い出の中からヒントを得て、彼女が行きたがっていた海へ向かった。初めての2人旅は無防備で、珍道中が待ち受けていた。
視聴した作品は…
マイ・ブロークン・マリコ
監督=タナダユキ氏
原作=平庫ワカ氏の漫画作品
「生と死のキアロスクーロ(明暗対比)を圧倒的な筆致」で描いた同作として話題になった。単行本(2020年)が出版された後、即重版が決定されるほどであったという。
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※暴力・酒乱などの描写が登場しますので、苦手な方はお気お付けください。
2022年・85分
Amazon prime videoより
現在prime会員は無料で視聴が可能です。
(会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります)ご注意ください。
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エンディング
「生きのばし」💿
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登場人物紹介・その他
シイノトモヨ
★永野芽郁
26歳・ブラック企業で働く、クールで独特な空気の持ち主。愛煙家。小・中・高の学生時代を共に過ごした親友を突然失いショックを受ける。今でも親友の為に何か出来る事があるかを考えた。あらゆるDVを受けた家庭環境だった彼女の遺骨を、毒親から奪う。そして親友が行きたがっていた海へ親友の遺骨と共に旅をする。
★奈緒
小学生の頃、父親に暴行を受けた事を知った母親が蒸発し、その後父親からあらゆるDVを受けて育つ。年頃になり彼氏が出来るが暴力を振るわれ、その度にシイノに助けられていた。他に友人は1人も出来ず、親友のシイノに依存する傾向にあった。26歳のある日命を絶つ。
マキオ
★窪田正孝
シイノが海を目指している時、偶然出くわした親切な青年。お節介過ぎず距離を保ち、シイノに自分の経験から色んなアドバイスをする。
マリコの実父=★尾美としのり
タムラキョウコ=★吉田羊
ほか
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おおすじ
ゴリゴリのブラック企業に勤めているOLシイノトモヨ★永野芽郁は、世の中を斜めに観ているような女性。ある日…食事をしながら📺お昼のニュースで親友の名前を聞いた。親友の名はイカガワマリコ★奈緒。
本人から何も聞かされて無かった事にショックを受けている間に、自室は両親に整理されもぬけの殻。あっという間に遺骨になってしまったという。2人は小学生の時からの親友で、互いの家庭環境の悪さから性格が全く違うにもかかわらず、いつも一緒に居た。長年の父親からの虐待からマリコを守る事は出来ず、子どもの無力さに泣く事しか出来なかった過去を振り返る。
毒親の事を思い出し…差し違える覚悟でマリコの両親を訪ね大立ち回りの挙句、遺骨を抱えて2階から飛び降りた。奪還は成功したが逃亡者になるものと考え、貴重品とマリコからの手紙が詰まった缶をリュックに詰めて家を出た。
懐かしい手紙から当時の思い出が次々に蘇る。その中からヒントを得てマリコが行きたがっていた海を目指そうと決めた。深夜バス~電車~バスを乗り継いで、目的地へ辿り着くのだが…全財産と宝物の手紙をひったくられてしまう。人気のない山道で一文無しになってしまったシイノはどうなる⁈
思い出は沢山あったハズなのに、思い出すのは悲惨な光景ばかり…その反面、親友との思い出が薄れて行く恐怖と孤独感に飲み込まれていく…。
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まとめ
2階から飛び降りた経験者としては…子どもの身軽さでも捻挫は否めない事。裸足で走った後の足のケアは絶対必要。あんなに激しく遺骨を扱っていたら、一旦帰宅するまでに中身空っぽでは?😱眠る時は、せめて荷物に手を通して~‼とか…他にもツッコミどころがあったものの…
色んな意味で身近な問題になってきている題材について、考える場や反面教師にする場など…ハラハラしたけど意味のある映画だった気がします。
個人的には「クソ上司とのやり取り」が何故かホッコリした。悪びれる事無く、堂々と「ブラック企業」を前面に推し、コンプライアンスなんてガン無視!ある意味シイノは、ちゃんと受け継いで育っていると思いました🤣なんだか、それなりの営業スキル(技)もあるし。どこか昭和を思わせる会社です。
「私、シーちゃんと一緒に暮らしたいな」
このセリフに懐かしさを覚えた。歳を重ねて、独身又は未亡人になったら、一軒家で一緒に暮らそうね🎶と約束した事がある事を思い出しました。ここで重要なのは、未亡人として自分が生き残ると決めている事です(笑)
永野さんは「半分、青い。」の番宣番組で、煙草が苦手!非喫煙者!と言っていたので、今作の喫煙シーンを入念にチェックしてしまいました😆シイノが愛煙家とあって、撮影開始の3~4ヶ月前から美容タバコ(有害物質を一切使用しない)を吸う練習をしたという😲更に愛用する「ドクターマーチンの靴」に至っては、11ヶ月程かけて履きつぶしたと彼女の公言にタナダ監督は称賛したといいます。
鑑賞後にエピソードを知り、なんだか一生懸命さが嬉しかった。最初は今までに見た事が無かったキャラクターに少し違和感がありましたが…今作を観て、窪田正孝さんと共演していた「僕たちがやりました」や戸田恵梨香さんと共演した「母性」など🙄見てみようかな…って思い始めています。
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おまけ
漫画では…
第1話「エスケープ」
第2話「レッツ・ゴー・ハワイ」
第3話「リメンバー・ミー」
第4話「フリーフォール」
😆機会が合ったら読んでみようと思います。
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最後まで読んで頂きまして
ありがとうございました。
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