菅野美穂さんと堺雅人さん夫婦の交際のキッカケになったと言われる今作。公開の翌年、2013年にご結婚されています。以前から気になっていた1本でもあり、やっと「機会」が巡ってきた。
視聴した作品は…
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大奥
〜永遠〜
[右衛門佐・綱吉篇]
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悪法を布いた将軍として語り継がれ…
片や自らをネズミと称した野心溢れる男
ひと時代を生きた2人の愛憎劇
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2012年・124分
Amazon prime videoより
現在は👜レンタルまたは購入可能のマークがつき
有料で視聴が可能です。
(会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性があります)ご注意ください。
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「大奥」歴史改変SF漫画
実写化シリーズ第3本目
※大奥〜誕生(有功・家光篇)の30年後を描いた続編。(原作4 - 6巻)江戸時代の女将軍・徳川綱吉の世、史実とは男女が逆転した立場で描かれた…大奥で成り上ろうとする右衛門佐との愛が描かれている。
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主題歌
Back In Love Again
(feat. 布袋寅泰)💿
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登場人物紹介★俳優
※その他の情報と、私的なコメント
右衛門佐(えもんのすけ)
★堺雅人
本名=水無瀬継仁(みなせ つぐひと)
貧しい公家の出身。側室の賞味期限を踏まえた上での大奥入りに家族は喜ぶ。姫たちを渡り歩きながら…自らをネズミのようだと卑下する。手段を講じて大奥総取締の地位に昇り詰め大奥を牛耳る。心は将軍の一番傍に寄り添う。
徳川綱吉(とくがわ つなよし)
★菅野美穂
五代将軍。女名=徳子(とくこ)
頭脳明晰で才色兼備。肉食系でありながら授かった世継ぎは少なく、女の幸せからは縁遠い悲しいサガ。
📺「大奥〜誕生」最終話で登場。
幼少期=子役★古野本二葉
松姫(まつ ひめ)★渡邉このみ
綱吉の一人娘。伝兵衛との間に生まれたが、5歳で急死。
桂昌院(けいしょういん)
★西田敏行
綱吉(徳子)の父。綱吉の側用人を気に入り手を出してしまう。
柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)
★尾野真千子
綱吉の側用人。文字通り一生をかけて綱吉を支える。綱吉の側に居るために、綱吉の父と関係を持つ。
秋本(あきもと)
★柄本佑
御台所付き中﨟から右衛門佐の部屋子(ヘヤコ)になる。江戸時代では非常に高価な眼鏡を得る為に大奥へ上がったという。右衛門佐の側で世を眺める…備忘録の語り手。
玉栄(ぎょくえい)
★田中聖(元KAT-TUN)
綱吉(徳子)の父(桂昌院)の若い頃。綱吉の母=徳川家光の側室(お玉の方)
伝兵衛(でんべえ)
★要潤
綱吉の側室。綱吉の娘、松姫の父。気弱な性格で心配性。身分の低い出生を恥じ、何かにつけて桂昌院に泣き言をこぼす。
大典侍(おおすけ)★桐山漣
桂昌院が手配した公家出身の側室。実は右衛門佐と旧知の中。
新典侍(しんすけ)★竜星涼
右衛門佐が手配した公家出身の側室。
佐之助(さのすけ)★満島真之介
大奥で開かれた祭りごとで優勝。綱吉の寝所に上がるが、過度に怖気づく青年。
中村(なかむら)★郭智博
斉藤(さいとう)★永江祐貴
浅沼(あさぬま)★三浦貴大
二の姫(にのひめ)★椿鬼奴
牧野備後守成貞★市毛良枝
(まきの びんごのかみ なりさだ)
阿久里(あぐり)★榎木孝明
貞安(さだやす)★猪野学
時枝(ときえ)★辻元舞
水無瀬権中納言氏信★由紀さおり→清水ミチコ
(みなせ ごんちゅうなごん うじのぶ)
孝子(たかこ)★佐藤めぐみ
豊子(とよこ)★松山メアリ
井岡(いおか)★木野花
隆光(りゅうこう)★堺正章
※📺ドラマ版では又吉直樹(ピース)が演じる
御台所(みだいどころ)★宮藤官九郎
ほか
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おおすじ
※鑑賞後、個人的におおすじを纏めてみました。
謎の疫病が流行った江戸時代。男女の比率に大きな影響を及ぼした。とうとう男は女の人口の4分の1まで減少してしまう。すると…女が労働を担い、男は子孫を残す宝として大切に育てられる現象が起きた。
五代将軍綱吉の時代。男女逆転の世は続く。初の女将軍・三代家光の娘である綱吉が世を継ぎ将軍となる。いつの世も常。例外なく大奥でも後継者を巡って派閥争いが激化。中でも正室と側室は一層激しく策の凝らし合いをしていた。そこに京から公家の者が呼び出される。
女からも一目置かれるほどの容姿を備えた水無瀬継仁(みなせ つぐひと)=右衛門佐(えもんのすけ)★堺雅人は、御台所(みだいどころ)★宮藤官九郎の最後の砦だった。思惑はおおむね成功に導かれる事となる。対して将軍の父はお世継ぎの父親と共にヤキモキする羽目に…。
五代将軍の徳川綱吉★菅野美穂は、今までにない風を吹かせる右衛門佐に興味を持つ。御台所の思惑を阻止しようとしていた実父や側室の横やりが、逆に首を絞める展開を招いてしまう。頭の切れる右衛門佐は綱吉の心をくすぐり、己の思惑通りに事を運び…とうとう「大奥取締役」を手中に収めた。事実上大奥での実権を握った右衛門佐は、綱吉に付かず離れずの距離を保つ。
時として残酷な運命を嘆きながら…綱吉は立場を受け入れて生きる。中身は空虚であったとしても、将軍たる使命を貫く。しかし…心身が疲弊していたとしても、父の助言をきいた事は生涯の汚点を招いてしまう。その頃にはもう自分を見失っていた…。
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まとめ
原作との対比は漫画「大奥(右衛門佐・綱吉編)」を参照して頂ければ…と思います。一応📺ドラマ同様に「原作に忠実」と言われてはいるが…実際の漫画と同じ尺ではなく端折られていたり、短くカットされていたりする。
作り手の解釈やアングルによっても、捉え方が違ったりもすると思います。当然個人、個人の感想も異なる事でしょう。それもまた楽しめたら面白いと思いました。結局のところ、真実は1つ!なんてないのだから…。語り継がれても、人を介せば伝言ゲームのように変化していく。いつの頃からか、こんな緩い感じの認識で歴史の物語として鑑賞するようになりました。
今作は📺ドラマ「大奥〜誕生(有功・家光篇)」より先に撮影されているそうです。撮影ロケ地だった滋賀県では、近江鉄道などで「ロケ地巡りのスタンプラリー」が企画されたという。そして和歌山県の紀州徳川家の大名庭園(養翠園)が、茶室と庭園のシーンで使用されているようです。
原作者(よしなが氏)は、物語のラストを残酷な場面として描いたと言った。しかし映画では堺さんと共に肉体から解き放たれたハッピーエンドに変化させたとコメントしている。2時間という枠の中で「いいラスト」が描けたと語っていた。
「いいラスト」…悲しいハッピーエンドは、とても余韻が残る映画でした。
そういう意味では…前クールの「大奥」亀梨和也さんと栗山千明さんとの関係性は全く違うと思いきや、物語のラストの「悲しいハッピーエンド」を観た時の余韻に、似た感情を抱きました。なんとも、もの悲しくて…。
今の世は今の世で…色々行きにくい世の中だと思う事がありますが、それでもこの時代(現在)で良かったと感じます。あ😲!江戸時代で姫として生きていたと、思っている訳ではありませんよ!ご安心ください😆焦💦
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おまけ
😆{「男女逆転劇」であっても、色の違う「大奥」だったと思いました
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最後まで読んで頂きまして
ありがとうございました。
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