今作は自閉症の青年がフルマラソンに挑戦する物語。実話を元に韓国で映画化された作品を日本でリメイク。主演の二宮和也さんは俳優として…第62回文化庁芸術祭のテレビ部門で「放送個人賞」を初めて受賞した作品でもあります。当時のインタビュー(メイキング動画)で「ずーっと走っていた」と苦笑いしている二宮さんと「演技に入る瞬間をクローズアップ」した内容で、天才肌と称されていた事が、とても印象的でした。
個人的には…📺「DOOR TO DOOR〜僕は脳性まひのトップセールスマン〜」(2009年単発SPドラマ)の映像を先に見ていたので、ジャンルとして両作品のあらすじが混ざって記憶していた事に気付きました。
視聴した作品は…
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
マラソン
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
2007年・94分 スペシャルドラマ
Amazon prime videoより
会員でも一部地域の方は視聴出来ない可能性がありますのでご注意ください。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
脚本=寺田敏雄氏
音楽=笠松泰洋氏
企画=山崎恆成プロデューサー=山崎恆成氏
原作=パク・ミギョン氏
「走れ、ヒョンジン!」
訳=蓮池薫氏
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
登場人物★俳優
宮田彰太郎★二宮和也(嵐)
(幼少期)★吉川史樹
※原作でのペ・ヒョンジン氏。映画版でのユン・チョウォンにあたる人物。
20歳の青年。自閉症。鉄道オタクであり、電車に関する事を細部まで暗記しており、初対面の人に会うと「電車で来たの?」と尋ねる口癖がある。好きなものは…シュークリーム❣🎤「にんげんっていいな」🎶の歌❣。虹❣や虹色の物❣と長距離走❣。「かすみがうらマラソンに出場する事」が目下の目標。短所は…好きなものを前にすると、夢中になって周りが見えなくなる事がある。通っている福祉施設「和泉園」でも、短所の件で度々注意を受けた。両親目線では…「物覚えが良く作業も正確で、一生懸命で手を抜かない性格」だという…。
宮田晴江★田中美佐子
※原作本の著者でヒョンジンの母親のパク・ミキョン氏。映画版でのユン・ギョンスクにあたる人物。
彰太郎の母親。彰太郎と一緒に行動する事が一番多く「折れない心は、負けない気持ち。迷った時は、前を向け」が母子の合言葉。幼少期から彰太郎の「好きなもの」を用いて、最低限社会生活に困らぬように教えており、失敗しても何度でも繰り返した。ストレス過多で苦労してきた分、些細な成長によく気付きハードルを越える度に喜びを嚙みしめる。しかし、彰太郎に自立心が見え始めると…寂しさを感じるようになっていく。
宮田伸章★内藤剛志
彰太郎の父。仕事人間で盛岡市で単身赴任中。彰太郎の事は全て妻に頼りきり。現実主義で、事ある毎に彰太郎がちゃんとできるか心配。感情表現が苦手で口数も少ない。家族間の距離を感じてからは、次男のメンタルを気にしたり…と自ら変わろうとする。
宮田啓太郎★上森寛元
彰太郎の弟。高校2年生。行き始めた予備校に行かず、遊園地でバイトしている事を両親に話せない。非常に兄思いで優しい性格であり、彰太郎のお世話も嫌がらない。しかし将来に不安を抱えている。
岡村さなえ★桜井幸子
フリーの雑誌記者。彰太郎・晴江と知り合い「自閉症者の今」をテーマとして…彰太郎の密着取材を始める。そして大学の頃から親しい野口洋二★松岡昌宏(TOKIO)をマラソンのコーチに推薦し、彰太郎親子にひき合わせた。共に時間を過ごすうちに、自閉症を題材にしようと思ったキッカケを晴江に吐露した。
※映画版でのチョン・ウにあたる人物。
元駅伝選手。長距離走の大変さと挫折も経験しておりマラソンに熟知している。現在はフリーター。午前中はリサイクルショップで働き、夕方からは漫画喫茶、又はネットカフェで働いている。さなえの紹介で彰太郎のマラソンのコーチを引き受け、週一ペースで教え始めるが…。自閉症については知識がなく、安易に対応した結果…彰太郎はコーチの言葉通り何時間も走り続け倒れてしまう。
藤原先生★金田明夫
「和泉園」の施設職員。集団作業中に突発的な言動を取る彰太郎に手を焼く。しかし…就職先を熱心に探したり、彼が参加する初めての10kmマラソンの応援に駆けつけるなど非常に心優しい人物。
平松★山崎一
家電会社物流課の採用担当者。藤原からマラソンに取り組む彰太郎の事を聞き、興味を持った事から半年間の仮採用を決める。彰太郎の記憶力と整理能力を高く評価した。
ほか
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
おおすじ
福祉施設に通う宮田彰太郎★二宮和也(嵐)は自閉症であると診断を受けてから、母親の宮田晴江★田中美佐子と二人三脚で生きて来た。家族は単身赴任の父親と、次男との4人家族。彰太郎の好きなものはシュークリーム、電車、虹、虹色、マラソンだ。晴江はこの「好きなもの」に織り交ぜて、色んな事を教えるようにしている。ルーティンによって、ある程度の作業をこなせるようになった彰太郎だったが…まだまだ注意散漫になる懸念が持たれていた。
ここまで来るには母親の献身的な支えがあっての事。でもこれからは新たな自立が必要になる。晴江の目下の目標は「就職」がゴールだと考えていた。全力で彰太郎をフォローしている為、どうしても次男に目が行き届かない部分があり…家族間での心の距離が見え難くなっている。
転機になったのはマラソン。彰太郎は長距離を走る事が好きだ。幼い頃から晴江と山登りをしてきたおかげで、足腰や基礎体力が鍛えられている。ある日、参加したセミナーで自閉症者をテーマに取材活動をしている雑誌記者=岡村さなえ★桜井幸子と出逢う。取材は続き、翌年4月のフルマラソンに参加すると知り、大学の同期である野口洋二★松岡昌宏(TOKIO)をひき合わせる。
その後、河川敷で彰太郎の走りを見た洋二は素質を感じ、コーチを引き受けた。まずは、滅茶苦茶なフォームの修正と基礎的な技術から教え始める。嬉しい事が続き、翌月には仮採用で雇ってくれる会社が見つかったと施設職員の藤原先生★金田明夫から一報が入った。
適性を見る為、半年間の見習い期間が設けられる。秋になり…彰太郎は苦手なペース配分に苦戦していた。更に「自閉症」に疎かった洋二は、彰太郎の練習を早々に切り上げ仕事に行ってしまう。脱水症状を起こしてしまうほど、ひたすら走り続けていた彰太郎は…運よく大事には至らなかったが、謝罪しコーチを辞める…と連絡を絶った。
もう直ぐ冬。河川敷では…土砂降りの雨の中、カッパを着て練習する彰太郎が居た。洋二がコーチを辞めた後も、欠かさず練習していると知る。湧き上がるものを感じた洋二は、彰太郎に向き合う決意を固めた。電車の動きに例える事でペース配分の課題を克服。翌年を迎え大会まであとひと月となる。しかし、頑張る彰太郎の疲労は蓄積され…会社で危険なミスを犯してしまう…。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
📺「科捜研の女」のシリーズを5シリーズくらい観ていたので、土門刑事=内藤剛志さん繋がりと、今期の📺「ブラックペアン2」の二宮和也さん繋がりで今作に導かれた感じです。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
おまけ
👇天木越え
※ここで共演している二宮さんと田中美佐子さん。成長が目に見える感じがする。全く違う人生を描いている作品の世界観にシッカリ順応しているように見えた。俳優さんなんだな~って、当たり前の感想がシミジミ口から出る…😆
👇DOOR TO DOOR〜僕は脳性まひのトップセールスマン
※こちらもリメイク版に出演。何度か鑑賞してきているが、視聴後に元気が出るので観たくなりました。どこかでの「縁」を楽しみにしていようと思います❣
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟
読んで頂きまして
ありがとうございました。
🍀✨🤗✨
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟