🌟主演🌟邦画
2018年 119分
★出演者★
溝畑淳平
飯豊まりえ
上杉祥三
東野圭吾原作
主題歌JuJu
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
1983年冬
田島百合子(伊藤蘭)は
仙台に居た...。
温泉宿の女将さんに紹介され、夫が残した小料理屋と少し雰囲気のあるスナックを経営していた宮本(烏丸せつ子)のもとを訪ねた百合子。素性を聞き心配する宮本に家を出ることしか考えられなかったと言った。
そして知人の居ない場所へ行きたくて1度旅行したこの町に辿り着いたと語り、水商売の経験があるのでスナックで働きたいと頭を下げた。
採用は見習いの様子で決めようと思っていたが、考えるまでもなくミステリアスな空気をまとう百合子は、とても魅力的に見え直ぐに人気者となる。
10歳になる男の子を置いて出てきてしまったこと。妻・母として自分は失格だった...。自分の事を話したがらず、それ以上は語ろうとしなかった。
お店での記憶に残るようなトラブルはなく...綿部と言う客とは深い関係にあった...。
と百合子の事を警察で聞かれ、涙ながらに語る宮本。古いアパートの一室に1人、布団の上で病死した百合子の遺体を宮本が発見した。
遺体には不審な点は無く、心不全と断定された百合子と共に住まいに戻った。宮本は百合子の携帯で綿部に訃報を知らせる。酷く取り乱した様子の綿部だったが葬儀に参列することは無かった。
数日後、遺骨の引き取り手に困っていた宮本に、綿部が東京の息子の住所を教えた。そして手紙を握りしめた加賀恭一郎(阿部寛)が無言の母と対面することとなる。母の話しをひとしきり宮本から聞き、18年質素に暮らしていた部屋を一緒に訪ねた。まだ遺体が発見されたままの状態で、息を引き取った布団に温もりを探す恭一郎。気になる綿部の消息は掴めず、分かっていることは電力関係の仕事で全国を渡り歩いていたことだけ。見つけ出し母のことを聞きたいと、想いを吐露する恭一郎。宮本にも、何でも良いから覚えている話を聞こうとする。すると...「日本橋」の単語が飛び出す。
綿部の存在を知ってから
16年がたった...。
ある日、恭一郎のいとこである松宮修平(溝畑淳平)は、東京都葛飾区小菅で女性の絞殺死体が発見され捜査にあたっていた。死後20日、腐乱が酷く衣服以外の所持品無し。修平はカレンダーの書き込みを見つけるが、まだ捜査に結び付かない。
捜査本部では...
家族からの捜索願によって被害者が特定された。名前は押谷道子(中島ひろこ)滋賀県在住。仕事を無断欠勤した日から殺害日が予想される。
殺害現場とされたアパートには9年前から越川睦夫が住んでいたが行方不明になっている。
近隣住人から似顔絵を作成。押谷と越川の接点を探るべく捜査を開始する。また、先月現場付近の河川敷でホームレスが焼死した事件との関連を疑う修平。共通点を指摘し根拠を示す。
双方の角度から捜査を進めることになるが、聞き込みから手がかりは掴めず定まらない。琵琶湖が、まるでブラックホールのように見える。修平は落胆し肩を落とす。
湖の底にある石ころ1つを探すような、気の遠くなる捜査で不安は大きくなるばかり。進展の無いまま3日。焦りも募る。
修平は押谷の消息をあたり、施設で聞き込みを始めた。するとその施設で迷惑行為を繰り返す、「201」(名無し故に201号室の略で呼ばれている)=浅居厚子(キムラ緑子)に偶然辿り着く。押谷が同級生の母親だと言い、「201」に声をかけると、全力で否定し大暴れしたという。さらに娘の方=同級生は東京で舞台演出家(元女優)をしている浅居博美(松嶋菜々子)突然訪ねたら迷惑になるかと、迷っていたという。
修平は実際にその「201」と対峙してみて、「201」は浅居厚子だと確信する。そして次に浅居博美を訪ねると...用意していたかのようにスラスラと押谷のことを語った。修平は眉を潜めるが続く博美の話しを聞いた。
押谷は公演初日の、前日で忙しい中訪ねてきた。26年ぶりの再会に笑顔で対応していたが、母親らしき人が施設に迷惑をかけているので連絡して...と言い始めた。失踪した母親とは無縁、強い口調で断った...。と回想し、その後は幼少期の記憶を交えて母への遺恨を淡々と語る博美に、修平は疑問視していたが黙ってその場を後にする。
恭一郎を食事に誘った修平は、博美との関係を恭一郎に尋ねた。博美が連れてきた子役に剣道を教えたことがあると答える恭一郎。
修平は浅居親子が、どうしても気になる。だが、それぞれにアリバイがある。状況を恭一郎に話してみると、1つの盲点が見つかる。それが突破口となり完全に2つの事件が繋がった。
遺留品のカレンダーが気になり、修平は今月に書き込まれた橋まで行ってみると、ばったり非番の恭一郎に出くわす。
捜査の進展を報告し感謝すると、調子づいた恭一郎がその後の状況を聞いた。
修平が、カレンダーに書き込まれた日本橋周辺の橋の名前を言い始めると恭一郎の顔色が変わった。
母親の遺品の中にも橋の名前が書き込まれたカレンダーがあったからだ。興奮する恭一郎は修平に筆跡鑑定を頼む。
鑑定が一致したことで
綿部(小日向文世)と
越川(小日向文世)と
ホームレス(小日向文世)
同一人物と特定された。
そして恭一郎が長年追い求めてきた
「母の謎」にも近付いて来たことを感じていた。
「日本橋」が絡んだことにより、日本橋署も捜査協力することになる。恭一郎は綿部を知る宮本に似顔絵を確認しに行く。似顔絵を綿部だとハッキリ言いきった宮本の言葉で確信に変わる。恭一郎と修平は百合子のアパートが見えていた場所へ行くが、震災で様変わりした光景を前に少し昔話をする。
百合子の遺骨を前に父親から始めて百合子の話聞いたこと。
百合子が鬱病らしかったこと。
自分は1人で死んでいく、絶対側に寄るなと約束をさせられたこと。
だから叔父さんを看取らなかったのだと理解した修平は、母親のことがあったから恭一郎は捜査一課から日本橋署へ移動し、16年間と長い間動かなかったのだと気付く。恭一郎が強烈マザコンを自覚した瞬間でもあった🤭
恭一郎はあることに気付く...。
そして気の遠くなるような細かい作業から、ついに一枚の写真を見つける。
ここまでで物語の1/3。
ここから急展開になっていく。
どんどん明らかになっていく壮絶な運命に翻弄された人たち。
必死に...ただ生きただけなのに...。
衝撃な結末が...待っていた...。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
加賀隆正(山崎努)が臨終迫る病室で看護していた金森登紀子(田中麗奈)相手に語った台詞やシーンが印象的で胸が苦しくなった。
肉体は邪魔なだけ...しかもこの言葉はキーワードの1つだった。
どうして博美は恭一郎に会いに行ったのかが分かったのは、2回目の視聴ででした😂ちゃんと意味があった(笑)
ずっと、頭を使うような作品だとばかり思っていた。食わず嫌い同様、観ず嫌い😁もっと早く観れば良かったー!が、初見の感想です。
加賀恭一郎シリーズである
ドラマ新参者から始まり
赤い指
眠りの森
この順番が私にとっては
マストでした✨
次は再視聴になりますが、
麒麟の翼
いつかご紹介したいです。
そー言えば今回の阿部寛さんは、何だか絞りすぎていませんか⁉️😳顔が痩けすぎていて、そっちの心配で話が頭に入らず見直す羽目になったほど🤔他の作品にブッキングしていましたっけ⁉️
岡田准一さんと雪山の映画とかにも出演されていたような...
どうしても気になるようだったら、時系列を後日調べてみようかな⁉️🤔
おっと、忘れるところだった...
山下達郎さんもハマっていましたが、今回のJuJuさんも良かったですよね~😍
総決算⁉️集大成⁉️
とにかく重みがあった。
俳優さんの貢献度もあるとおもいますが、東野圭吾さんの原作に監督さん。ミックスがブレンドされて新しい作品になっているようで、大満足の鑑賞をさせていただきました🍀大感謝です✨
ごちそうさまでした🤗
浅居博美を演じた3人
桜田ひよりさん
飯豊まりえさん
松嶋菜々子さん
しゃべり方、泣きかたetc...。
全然似ていないのに
似ている気がした。
それにしても松嶋菜々子さんの演技は圧巻です😳登場しただけで物凄い存在感で目が離せなかった。微かに微笑んでいるだけで、色んな物語が見えた気がした。
その場を見なくても浅居厚子(キムラ緑子)が錯乱したであろう演技が、凄かった。GTOの頃から色んな作品をを観てきましたが、「家政婦のミタ」以降からはランクアップした気がするのは私だけでしょうか😆
ついでに...
似顔絵ですが
小日向文世さんによく似ているように見えますが、私にはもう1人
羽場裕一さんに見えます🤭
っと、まあ。
何だかんだと、4回ほど視聴してしまった😁満足!満足!
お腹も減ってきたので失礼します。
今日も拝読をありがとうございました🍀🤗✨
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟★