食べる女
🍚🥢💓日本映画を視聴🎥
キャスト=小泉今日子さん。ほか…。そして可愛らしいカラフルな...お菓子のような彼女へ🌈💐
★2018年🌟110分
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
はじめに…
原作者=筒井ともみ氏
短編小説集より映画化。
※続編として...
「続・食べる女」
筒井氏により企画・脚本・製作となる。
映像的には描写が大人の女性向けな感じ。文字の方が少女向けな気がします。少女から女性へ...どこを切り取って視聴するのかは...観る側の問題...かな。🍀
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
登場人物について…
🌟役名
役者名
★人物像その他
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
🌟餅月敦子
小泉今日子
★通称=トン子
雑文筆家。
古民家(古い年季の入った日本家屋)の古書店で、料理をこよなく愛す「モチの家」の女主人。恋に翻弄され、人生に迷う女達が...いつの間にか集まってくる。
🌟小麦田圭子
沢尻エリカ
★通称=ドド
トン子の編集担当者。
隙きがなく男を寄せ付けない。だが、実は情熱的で行動派な女性。
🌟白子多実子
前田敦子
★通称タミちゃん。
ドラマの制作会社に勤務。
ドドの飲み友。普通の恋愛に尻込みしている。
🌟鴨舌美冬
鈴木京香
★通称=女将
敦子の同級生で小料理屋の女将。長い爪で妖艶な魅力を振りまく…。お客だけでなく料理で男の胃袋を掴みストライクゾーンが広い。故に年中「見習い募集中」なのである。
🌟本津あかり
広瀬アリス
★通称=あかり
古着屋の店員
相手に求められるのが好き。安くて早くて簡単がモットー。己を「ひき肉」に例える女。
🌟茄子田珠美
山田優
★通称=タマミさん。
バーテンダー。
9歳7歳4歳の子持ちで、2年前にオーナーと離婚したが...現在妊娠中。独自のポリシーを貫く女性。
🌟米坂ツヤコ
壇蜜
★少女の母親。
家庭の事情が複雑で「おとぎの国」に迷い込んでいる風な女性。
🌟豆乃・リサ・マチルダ
シャーロット・ケイト・フォックス
★問題を抱え切れず心が悲鳴を上げて逃走。古書店に迷い込む。
🌟その他
ユースケ・サンタマリア
池内博之
勝地涼
小池徹平
笠原秀幸
間宮祥太朗
遠藤史也
RYO
PANTA
真木蔵人
宇田琴音
鈴木優菜
ほか
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
物語は…
年齢も違えば職業も違う。性格も好みも違う8人の女たちのストーリー。「食」と「恋」にまつわる個性豊かな「生き方」にクローズアップしていくオムニバス風。
ある日、少女が友達と2人で道路に寝転がり、地面からの音を聞いていた。少女の母親が語った「おとぎ話」のような言葉を検証している様子。遠目から見ていた敦子は、少女たちが走り去った後に真似てみるが...。
散歩から帰宅すると木切れを裏返す...。そこには「書林 もちの木 やってます」と味のある字で書かれている。ガラスの引き戸から中へ入ると...本棚が広がっていた。
ここは古書店。
日が落ちると...その場所は違う顔を覗かせる。「🎵僕らはみんな生きている」を軽快に口ずさみながら料理を作る女たち。敦子の隣には美冬が腕ふるっていた。小学校の思い出話...長い付き合いだ。
つまみ食いに現れた《ドド》こと...小麦田圭子。壁のお品書きを嬉しそうに読み上げる...《タミちゃん》こと...白子多実子。コタツを囲んで食事のスタート。みるみる胃袋に収まっていく。
敦子は物書きで、その編集者の圭子。圭子の飲み友達の多実子と、敦子の幼馴染みの美冬。...といった関係性だ。
腹が満たされた後は...お約束の女子会トークの始まり。今宵の興味は冬美の話題へ...。店の美味しい「賄い」で「胃袋」を鷲掴み…。したがって年中「見習い募集中」となるシステム。下世話な話題は盛り上がる。
豪華なマンションを購入したと言う圭子。めんどくさいから独り身が気楽と言っていた…このセリフは…あっという間に過去のモノに…。
「美味しい」
じゃなくて
「うまい」の言葉に拘る
食い物屋の女将と…
締切は落としても
三度の飯は落とさない
食いしん坊の物書きが作る。
料理を堪能し一頻り酒の肴にトークを楽しみ...。全てにカブらない個性的な面々の「月一の恒例行事」はあっという間に時が過ぎオヒラキへ。
人気がなくなると...夜な夜なパソコンの音が響き渡る…。パワフルで疲れを知らないと言うよりは、心地よい時間に充電され原動力になっているようだ。
彼女たちの一部始終を文章に乗せていく訳ではない。敦子の感性が程よくブレンドされ、形を変えた新たな文字が生まれていく...。
原稿には「食べる女」国語教師の父親が名付けた自身の名前に触れ、夏目漱石の書から拝借...と、「もちの木」が登場する...。
飲み直しに立ち寄る店には、お腹が大きく育った妊婦バーテンダーが?😳多実子は、さらっと仕事上の毒を吐きながら飲み始めると...クダを巻き始めた《本津あかり》が目に入り、彼女のガードの甘さが目についた。これが彼女との初見。
翌朝、圭子のお城では...絵に書いたような朝を迎えていた。早速免許の更新へ出かけ、そこで運命の出会いを拾う事になろうとは…。
一方こちらには…
こんなハズじゃなかった...
と、心が悲鳴を上げている女性がいた。1人で思い悩み…迷い猫のように、フラッと古書店に現れる。
冒頭の少女の母もまた、迷宮の住人になっていた…。少女は人知れず、大人になるしかなかった…。彼女の悲鳴を感じ取ったかのような敦子との出逢い。偶然が後に必然へと…。
各々、無関係だった彼女たちは根となり、いつしか「もちの木」へ...そして「もちの木」に浄化され還元されるのか!?
少女の未来へも
受け継がれていく...。
大切な事は親から子へ...だけでなく、先人から学び...少女は大人の顔へとなっていく。
そして...大人びた大きな器の中で膝を抱える...「元少女」に学びの手を差し伸べるのも、やはり先人なのかもしれない...。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
気が付けば
祖母の命日だった...。
彼女もまた可愛らしい
お菓子のような女性。
無性に手を合わせたい
そんな気持ちでいっぱいです。
十数年そうしてきたように
これからも忘れずに...💐
フリーズしていた時間は
共に動き出す…。
★🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟🌟★
最後まで読んで頂き
ありがとうございました
🍬💐
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